エジプトは3月2日、スーダンで野党政権を樹立する動きを拒否し、そのような動きは戦争で荒廃した同国の「統一、主権、領土保全」を脅かすものだと警告した。
エジプトは、スーダンでの野党政権の樹立が同国の人道危機を悪化させるのではないかと懸念している。 (出典:unhcr.org) |
スーダンでは、軍と準軍事組織の緊急支援部隊(RSF)との戦闘が2年近く続いており、国連が近年最悪の人道的災害の一つと評する事態に陥っている。
一週間前、RSFとその同盟国はケニアで協定に署名し、彼らの支配下にある地域に「平和と統一の政府」を樹立することを宣言した。
エジプト外務省は3月2日に声明を発表し、「エジプトは、スーダンの並行政府樹立の試みを含め、兄弟国スーダンの統一、主権、領土保全を脅かすいかなる試みにも反対を表明する」と述べた。
声明では、こうした行動は「スーダンの状況を複雑にし、政治計画に合意するための継続的な努力を妨げ、人道危機を悪化させている」と付け加えた。
エジプトはまた、「スーダンのすべての勢力に対し、国の最高の国益を優先し、いかなる外部からの排除や干渉もなく、包括的な政治(和平)プロセスの開始に積極的に参加するよう」求めた。
これに先立ち、2月28日にはサウジアラビア、カタール、国連事務総長アントニオ・グテーレスの各政府がスーダンで野党政権を樹立する意向を拒否した。この動きは紛争が続く東アフリカの国スーダンの分裂を悪化させる可能性があると考えられている。
Xプラットフォームに掲載された声明で、サウジアラビア外務省は「スーダン共和国の公的機関の枠組み外で取られ、国家の統一に影響を及ぼし、並行政府の樹立を求めることを含む国民の意思を反映しないいかなる違法な措置や手段も」拒否した。
「サウジアラビア王国はスーダン共和国の安全、安定、領土保全を支持するという確固たる姿勢を再確認する」と声明は述べた。
リヤドはまた、スーダンのすべての関係当事者に対し、宗派間の利益よりも国家の利益を優先し、分裂と混乱のリスクを回避するよう求めた。
さらに、サウジアラビアは、2023年5月11日に署名されたジッダ宣言に従い、戦争を終わらせ、平和を促進するための努力を継続することを約束した。
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出典: https://baoquocte.vn/tinh-hinh-sudan-them-mot-quoc-gia-phan-doi-no-luc-thanh-lap-chinh-phu-doi-lap-306171.html
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