OPEC事務局長は投資不足による石油市場の不安定化を警告した。 (出典:ゲッティイメージズ) |
ハイサム・アル・ガイス氏は世界に対し、温室効果ガスの排出削減に重点を置くよう呼びかけ、すべてのエネルギー分野に大規模な投資が必要だと強調した。
OPECは、長期的に増加する石油需要を満たすには世界が12.1兆ドルを投資する必要があると見積もっている。
エネルギーコンサルタント会社FGEコンサルタンシーのフェレイドゥン・フェシャラキ会長によると、世界の石油需要は1日当たり約800万バレル増加しており、世界は供給問題に直面する可能性があるという。
ロシアは1日当たり約1,000万~1,100万バレルの生産量を維持できるが、制裁が継続すれば将来的に1日当たり200万バレルの増加は不可能になるかもしれない。
現在、ロシアの石油とガスは、これらの国への輸出を制限するために西側諸国から課せられた制裁の対象となっている。
フェシャラキ氏は原油価格を1バレル80ドル以上に維持したい考えで、市場が逼迫した場合には1バレル100ドル以上にも維持したい考えだ。
2022年10月の会合で、OPECとその同盟国(OPECプラスとも呼ばれる)は、経済見通しが悪化し原油価格に圧力がかかる中、市場を支えるために、2022年11月から2023年末まで、世界需要の約2%に相当する日量200万バレルの生産を削減することに合意した。
OPEC+は6月4日に会合を開き、次の行動を決定する予定。
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