タイの元首相タクシン・シナワット氏はバンコクの寺院を訪問し、刑務所から早期釈放されて以来初めて公の場に姿を現した。
タクシン氏は今日、娘のパトンターン・シナワット氏と義理の息子のピタカ・スクサワット氏とともに、首都バンコクの有名な寺院を訪れた。彼は青いシャツを着て首にコルセットを着け、午前5時頃から寺院で祈りを捧げていた。
元タイ首相は本日遅くにタイ北部の都市チェンマイを訪れ、親族の墓参りをする予定だ。チェンマイはタクシン氏の故郷であり、伝統的な政治権力の拠点である。
タクシン氏(中央)と子供たち、3月14日、タイのバンコクの寺院にて。写真: PBSワールド
先月初めに刑務所から釈放されて以来、元タイ首相が公の場に姿を現すのは今回が初めて。チェンマイへの旅は彼にとって17年ぶりの故郷への帰国でもあった。
74歳のタクシン氏は15年間の亡命生活を経て2023年8月にタイに帰国し、直後に逮捕された。彼は職権乱用で懲役8年の判決を受けたが、タイ王室から恩赦を受けて懲役1年となった。タクシン氏はバンコク刑務所に到着してから数時間後、警察総合病院に入院した。
早期退院手続きが完了した後、2月18日に退院し自宅に戻った。タイ政府は、タクシン氏は年齢と健康状態を考慮して早期釈放の資格があると述べた。
タクシン氏に反対する多くの活動家グループは、同氏が優遇されていると非難し、同元タイ首相がタイに帰国して以来、一日も刑務所で過ごしていないと指摘している。タイ矯正局は以前、タクシン氏は多くの深刻な病気を患っており、刑務所に戻れば死亡の危険がある可能性があると述べていた。
しかし、検察は2015年のインタビューでタクシン元首相を王室を侮辱した罪で起訴することを検討しており、タクシン氏は再び逮捕される危険にさらされている。
フエン・レー氏( AFP、PBSワールドによる)
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