欧州委員会(EC)のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長のアンカラ訪問は、トルコにとって影響力を高め、欧州連合(EU)加盟のさらなる機会を切り開く好機である。
EC大統領ウルズラ・フォン・デア・ライエンとトルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領。 (出典:ec.europa.eu) |
フォンデアライエン氏の今回の訪問先としてトルコのみを選んだことは、EUが関与を求めているシリアにおけるトルコの重要な役割をEUが明確に理解していることを示している。トルコはアサド大統領を倒し、現在首都ダマスカスを支配している反政府勢力の支援国である。
さらに、欧州委員会がシリアへの援助物資を届けるために設置しようとしている「空の橋」はトルコ領土を通過しなければならない。内戦後のシリア難民の帰還は、現在300万人以上のシリア人が避難しているトルコの役割なしには実現できない。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談で、ウルズラ・フォン・デア・ライエン氏が提起した主な問題は、シリアにおける領土保全、安定、復興の維持だった。特にEUは、シリア国内の不安定化に乗じてテロ集団が蜂起するリスクを防ぐことを懸念している。
トルコにとって、シリア問題に加え、アンカラは、この機会を利用して、トルコとEU間の人権、民主主義、司法の独立をめぐる対立によって過去37年間阻まれてきた「夢」であるEU加盟を推進するだろう。
しかし、アンカラの立場は変化しつつある。トルコは現在、EUの主要な経済パートナーであり、二国間貿易額は2023年には2060億ユーロに達する見込みです。かつてトルコは、EUが世界的な大国となることを支援できると自信をもって宣言していました。 EU自体もトルコをこの地域の主要国として認めている。現在、イラク、リビア、アフガニスタンと同様に、シリアでも恐ろしいシナリオが繰り返されるリスクを防ぐことはトルコにかかっています。
これらは、シリアの将来についてウルズラ・フォン・デア・ライエン氏と協議した際に、アンカラがEUへの扉を開くために使った強力なカードだ。
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出典: https://baoquocte.vn/nhung-con-bai-nang-ky-cua-tho-nhi-ky-297953.html
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