シベリア北東部に位置し、世界で最も寒い都市の一つであるヤクーツクがあるサハ地方では、同地方の気象観測所によると、気温が氷点下50度を下回った。
2023年12月3日、ロシアのモスクワで作業員が清掃作業を行っている。写真:ロイター
サハ共和国のほぼ全域は永久凍土に覆われている。モスクワの東約5,000キロにある同地域の首都ヤクーツクでは、気温が氷点下44度から氷点下48度まで下がった。
近年、気候変動により永久凍土の融解の兆候が見られるようになり、マイナス50℃の気温は珍しくなくなってきている。
一方、ロシアの首都では、月曜日に過去最大級の降雪により多くの空港で遅延が発生し、多くの滑走路が厚い雪に覆われた。
RIA通信によると、首都の3大空港では少なくとも54便が遅延し、5便が欠航した。今週末、モスクワの気温はマイナス18度くらいまで下がると予想されている。
大雪の影響で、ドイツでは週末に数百便の航空便が遅延した。写真: MI
ロシア以外にも、ヨーロッパのいくつかの国でも異常な暴風雪に見舞われている。ドイツでは先週末、大雪により航空交通に深刻な混乱が生じた。
厳しい冬の天候がドイツ南部を襲ったため、土曜日にはミュンヘンで数百便の航空便が欠航となった。 DPA通信によると、その後ほとんどの飛行が再開されたという。
オランダでは、日曜日に大雪のためアムステルダム・スキポール空港発着の数百便が欠航となった。スキポール航空のウェブサイトによれば、約150便の到着便と出発便がキャンセルされたという。オランダの航空会社KLMは午後と夕方に欧州便65便を欠航したと発表した。
スコットランドのグラスゴー空港は、金曜夜から土曜朝にかけて降雪のため飛行が停止されたが、日曜に復旧したと発表した。
米国では、国際スキー連盟が、土曜日にコロラド州ビーバークリークで行われた男子ワールドカップ・スキージャンプ競技のコースも大雪で全滅し、大会に大きな支障をきたしたと発表した。
フイ・ホアン(TASS、ロイター、DPAによる)
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