北朝鮮は、包括的軍事合意(CMA)が破棄された後、朝鮮半島での「紛争と戦争」は時間の問題だと述べた。
北朝鮮の指導者が万里京1号衛星の打ち上げを見守っている。 (出典:ロイター) |
朝鮮中央通信は12月3日、包括的軍事協定(CMA)の破棄により朝鮮半島での「衝突と戦争」は時間の問題であるとする同国の軍事アナリストの論評を掲載し、韓国が敵対行動に出れば「完全に崩壊する」と警告した。
北朝鮮の解説者は「南北軍事合意を無効化しようとする無謀かつ軽率な動きにより、朝鮮半島で合意締結前のような深刻な軍事衝突のシナリオが再び浮上した」と述べた。
2018年の合意は、軍事境界線に沿った地域で偶発的な軍事紛争を防ぐための最低限のメカニズムであり、最後の砦である。したがって、朝鮮半島での紛争や戦争は時間の問題であり、もはや以前ほどの危険ではない。
さらに、北朝鮮の軍事衛星打ち上げは、北朝鮮の評論家らによって「主権国家の正当かつ正当な権利」とみなされ、打ち上げに対する韓国の軍事協定停止は「無意味な行為」だった。したがって、北朝鮮の衛星打ち上げが軍事協定違反に当たるのであれば、韓国が12月1日に国産軍事偵察衛星を打ち上げたのも例外ではない。
北朝鮮は先月、韓国が軍事偵察衛星の打ち上げ成功に抗議して核合意を部分的に停止したことを受けて、合意を破棄すると発表した。それ以来、平壌は国境沿いに監視所と重火器を再配置した。
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