米国のアントニー・ブリンケン国務長官は4月19日朝、イスラエルによるイラン攻撃に関する情報の確認を繰り返し拒否し、米国はいかなる攻撃活動にも参加しておらず、地域の緊張緩和に尽力していると断言した。
「米国はいかなる攻撃作戦にも関与していないとだけ申し上げるつもりだ」とブリンケン米国務長官はイタリア南部カプリ島で開かれた主要7カ国(G7)外相会合閉幕の記者会見で述べた。
アントニー・ブリンケン国務長官は米国の攻撃への関与を否定した。 (写真:ロイター)
ロイター通信によると、米国務長官は記者会見でこの問題について何度も質問され、ほぼ逐語的に同じ回答を繰り返したという。
ブリンケン外相の直前に行われた別の記者会見で、イタリアのタヤーニ外相は米国に「土壇場で通知された」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
4月19日の早朝、イランの都市エスファハーンで爆発音が聞こえた。西側筋はこれをイスラエルの攻撃と伝えたが、テヘランは事件を軽視し、報復の計画はないと述べた。これは、地域全体での戦争のリスクを回避することを目的とした対応とみられる。
イスラエルはこの件に関して沈黙を守っている。同国は以前、4月13日の攻撃(イランによるイスラエルへの数十年ぶりの直接攻撃)に対し、イランに報復する計画があると述べていた。この空爆は、ガザ地区での6か月に及ぶ紛争により中東全域で緊張が高まる中で行われた。
CNNによると、イスラエルからこの計画について警告を受けたという複数の米国当局者は、反撃を承認も非難もしていない。むしろ彼らは、選択権はイスラエルのみにあることを明確にしようとした。
「我々は関与していない」と当局者は語った。ジョー・バイデン米大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との最近の電話会談で自制を求め、イランのミサイルとドローンの迎撃が成功したことを踏まえると反撃は必要ないかもしれないと述べた。しかし、イスラエルが動かないままでいると考えるホワイトハウス当局者はほとんどいない。米側はイスラエルに対し、この計画について事前に警告するよう求めた。
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