ロシア：巨大な核兵器の管理は過去のもの

これはロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長が2月18日に報道陣に対して確認した。

「一般的に言って、軍備管理の問題は過去のものだ。なぜなら、西側諸国の二重基準により、最低限の信頼レベルに戻ることは不可能だからだ。そして、信頼がなければ、効果的な相互管理のメカニズムを作ることは不可能だ」とヴァレリー・ゲラシモフ氏は述べた。

RS-24ヤルス移動式弾道ミサイル複合体は、ロシア戦略ミサイル部隊の一部です。 （写真：lenta）

ロシア軍司令官はまた、欧州とアジアへの米軍ミサイル配備が戦略的な攻撃的軍拡競争を煽っており、フィリピンにおける米軍の増強はロシアにとって特に懸念事項であると強調した。

2019年、米国はロシアの条約違反を理由に、米国とソ連が1987年に署名した中距離核戦力（INF）全廃条約からの脱退を決定したが、ロシアはこれを否定している。ロシアも後に条約の終了を発表した。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は2023年、米国のウクライナ支援を非難し、両国の戦略核兵器を制限する新戦略兵器削減条約（新START）へのロシアの参加を停止した。しかし、ロシアは依然として、この協定に基づく米国と同様の弾頭、ミサイル、爆撃機の制限を順守している。

米国との正常な関係について協議する用意あり

一方、ロシア国営通信社TASSは本日（12月18日）、セルゲイ・リャブコフ外務次官の発言を引用し、ロシアは二国間関係を「正常」に戻すための米国からのあらゆる提案を検討する用意があると述べた。

ロシアの新駐米大使の任命について、ロシア外務次官は、ロシアは米国がロシアの新駐米大使を承認したという回答をまだ受け取っていないと述べた。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も以前、ロシアは米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏と対話する用意があると述べていたが、その形式や時期、場所については明らかにしなかった。

ロシアと米国の関係は、特に2022年にウクライナ紛争が勃発して以来、ジョー・バイデン米大統領の下で最低水準に落ち込んでいる。米国が新政権交代を準備していることや、ドナルド・トランプ次期米大統領がロシアと米国の関係についてより穏健な見解を持っていると言われていることから、アナリストはロシアと米国の関係が近い将来に変化するだろうと予測している。

ホン・ニュン（VOV1）

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