ロシア財務省は、モスクワが2024年に国防予算を68%増額する計画だと述べ、クレムリンはそれが「絶対に必要」だと述べた。
ロシア財務省が本日発表した文書によると、来年の同国の防衛予算は約10兆8000億ルーブル(1110億ドル以上)で、ロシアのGDPの約6%を占めるという。
AFPの分析によると、ロシアが計画している防衛予算は、2024年の教育、環境保護、医療の総予算の約3倍である。この額は昨年の防衛予算より68%増加した。
財務省は文書の中で、「経済政策の焦点は危機との闘いから国家開発目標の推進へと移りつつある」と述べた。これらの目標には、「国の防衛力を強化する」ことと、ルガンスク、ドネツク、ヘルソン、ザポリージャなどロシアが昨年併合した4つの地域を「統合する」ことが含まれている。
2022年10月、ロストフのロシア予備役兵。写真:ロイター
クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は同日の記者会見で、ロシアの国防予算の増額は「絶対に必要」だと述べた。彼は、ロシアは西側諸国が仕掛ける多方面にわたる戦争に参加していると主張した。
国防予算増額のニュースは、ロシア中央銀行が、インフレ率が4%の目標を超え、2023年後半には経済成長が鈍化するだろうと警告する中で発表された。
ロシアは2022年2月下旬にウクライナで戦争を開始して以来、米国とその同盟国から数々の強力な経済制裁に直面している。西側諸国は、この作戦への資金援助を打ち切り、ロシアに紛争を終わらせるよう迫るため、経済的圧力を強めたいと考えている。
しかし、ウラジーミル・プーチン大統領や多くのロシア当局者は、ロシアは西側諸国の制裁の嵐をほぼ乗り切ったと述べている。
タン・タム( AFP、ロイター通信による)
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