ワシントンは、南シナ海のセカンド・トーマス礁地域での中国の沿岸警備隊と海上民兵による危険な行動に対して、同盟国マニラと共に立ち向かうと述べた。
中国沿岸警備隊の船とフィリピン沿岸警備隊の船。 (出典:AFP) |
米国務省は8月5日、声明を発表し、同日、南シナ海のセカンド・トーマス礁で中国の沿岸警備隊と海上民兵が行った危険な行動に対し、ワシントンは同盟国のマニラと共に立ち向かうと述べた。
中国船舶は放水砲や危険な妨害行動により、フィリピンの海上航行の自由の合法的な行使を妨害し、この東南アジア諸国の船舶と乗組員の安全を危険にさらした。
声明は、中国によるこのような行為は国際法に反するものであり、東海の現状に対する度重なる脅威の最新の現れであり、地域の平和と安定を直接脅かしていると述べた。
常設仲裁裁判所は2016年7月に、フィリピンの排他的経済水域内にあるセカンド・トーマス礁周辺の海域に対する中国の正当な主張はないと判決を下した。
米国は、1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)の規定に基づき、仲裁判断は最終的なものであり、中国とフィリピンに対して法的拘束力を持つと改めて強調した。
ワシントンは北京に対し、仲裁裁判所の判決に従うとともに、すべての国が持つ権利である航行の自由を尊重するよう求めた。
米国務省は、南シナ海でフィリピンの公船、航空機、または同国の沿岸警備隊を含む軍隊に対する武力攻撃は、1951年の米比相互防衛条約第4条に基づくワシントンの相互防衛義務を発動させると改めて強調した。
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