東南アジア、オーストラリア、香港(中国)、インド、日本、韓国、ニュージーランド、台湾(中国)の事業を統括するレノボ・アジア太平洋社長のアマール・バブ氏は、日経アジアとのインタビューで、 「AI PC 分野全体に期待が高まっている」と語った。

qfqu6c1j.png
Lenovo は AI PC ポートフォリオに重点を置いています。 (写真:Shutterstock)

同氏は、PC市場では在庫調整が進行中であり、レノボは「最悪の状況は過ぎ去ったと確信している」と語った。しかし、同社はこの予測について「慎重ながらも楽観的」な姿勢を維持している。

「ここから再び成長が始まるだろう」とレノボのトップは語った。

市場調査会社IDCの暫定結果によると、2023年の世界のPC出荷台数は2022年よ​​り13.9%減少し、2年連続の減少となった。在宅勤務や遠隔学習の流行により、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの初期段階で急増したPC需要はまだ完全には回復していない。

マイクロソフトやインテルなどの米国のテクノロジー企業は、デバイス自体でデータを処理することで人々がAIをより効果的に使用できるようにする新しいタイプのAI PCに賭けている。

バブ氏は、レノボはこれらの企業との提携を通じて「AI戦略の構築に非常に注力している」と述べた。彼は、新型コロナウイルス感染症の初期にパソコンを購入した人々が戻ってきて新しいデバイスを購入するだろうと指摘した。

レノボは、PCやスマートフォンなどのデバイス事業に加え、サーバーやITサービスなど、さまざまな製品・サービスも販売しています。バブ氏は、生成 AI の普及により、クラウド サービスから企業サーバー、個人用デバイスに至るまで、あらゆるものの需要が拡大すると予測しています。

アジア太平洋地域におけるレノボの事業については、同社が大手コンピューターメーカーである日本、オーストラリア、東南アジアなどの市場に続いて、インド市場の開拓に向けた取り組みを強化すると強調した。レノボは現在、インドではHPに次いで第2位です。会社の目標はナンバー1になることです。

(日経新聞による)