NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は6月19日、ドイツの首都ベルリンで開催された産業デーを記念するイベントで演説した。ストルテンベルグ氏は演説で、NATOは過去1年間ウクライナに前例のないレベルの支援を提供してきたと述べたが、同盟国自身の防衛能力も強化する必要があると強調した。
NATOのウェブサイトに掲載された声明によると、当局者はNATOの兵器庫は枯渇しており、できるだけ早く補充する必要があると警告した。
NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長は6月19日、ベルリンでドイツのオラフ・ショルツ首相と共同記者会見を行った。
「我々は強力な防衛産業も必要としており、皆さんの中には今日ここに来ている人もいる。我々の兵器庫と弾薬は枯渇しており、ドイツだけでなく他の多くのNATO諸国でも補充する必要がある」とストルテンベルグ氏は述べた。
NATO事務総長は先週、防衛産業の代表者らと生産的な会合を持ち、生産の拡大、サプライチェーンの保護、協力の障壁の除去などの方策を話し合ったと述べた。
NATOの兵器庫は「枯渇」している
ストルテンベルグ氏は、ドイツが2024年から防衛費をNATO諸国の最低基準であるGDPの2%に増額すると発表したことを歓迎した。同氏はまた、7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議で、他のNATO加盟国も同様の約束をすることを期待している。
ストルテンベルグ氏の発言は、ドイツのオラフ・ショルツ首相がウクライナ紛争が長期化する可能性があると警告したことを受けて出された。ロイター通信によると、ショルツ財務相は6月19日、ベルリンでストルテンベルグ財務相との共同記者会見で「われわれはその可能性に備えており、それに基づいて政策を調整している」と述べた。
6月19日、ドネツクの前線付近でウクライナ軍兵士が砲弾を準備している。
ドイツは戦争が始まって以来、ウクライナに防空システム、戦車、大砲、弾薬を供給してきた。ストルテンベルグ氏によれば、ロシアは東側の側面に兵士を派遣し、航空機や軍艦を同盟国での活動に参加させることで、NATOの集団防衛にも貢献している。
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デア・シュピーゲル紙は同日、ドイツ軍が現在保有している榴弾は約2万発しか残っていないと報じた。同紙によると、この情報は緊急兵器購入を承認するよう予算委員会を説得するために作成された国防総省の機密報告書から取られたものだ。
デア・シュピーゲルによれば、ドイツ軍は30日間続く緊迫した戦争で使用できる十分な砲弾を保有するというNATOの目標を達成するために、2031年までに砲弾の数を23万発に増やす必要があるという。
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