ハマスとイスラエルの紛争:
SGPO
10月29日、イスラエル軍はガザ地区のパレスチナ人に対し、ハマスとの戦争の主戦場から離れて南へ避難するよう緊急要請した。
イスラエル軍の車両がガザ地区との国境付近の地域を移動している。写真: VNA |
イスラエル軍報道官ダニエル・ハガリ少将はテレビで「過去2週間にわたり、我々はガザ地区北部とガザ市の住民に対し、個人の安全のため一時的に南部へ避難するよう呼びかけてきた」と述べた。
さらにハガリ氏は、10月7日にイスラエル南部でハマスが攻撃して以来、ガザで人質になっていることが確認されている人の数は239人に増えたと述べた。
イスラエルは現在、ハマス軍に対する地上攻撃を拡大しており、ガザ地区北部全域が戦場となっている。イスラエル軍は空爆作戦と並行して、部隊の規模を増強しガザ地区の奥深くまで進軍したと発表し、同地区でメルカバ戦車が戦闘する様子を映したビデオを公開した。
2023年10月26日、イスラエル軍がガザ地区を空爆した後、煙が上がる。写真: VNA |
これに先立ち、10月28日夜、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、地上攻撃がガザ地区に拡大し、ハマスとの戦争の第2段階が始まったと発表した。
イスラエル軍はハマスの拠点を攻撃するなか、ガザ地区の全域が今や「戦場」となっていると警告し、住民に対し、援助が届けられている南部へ直ちに移動するよう求めた。しかし、パレスチナ人は、人口密集地域の多くの家屋が爆撃されており、南部でさえもはや安全ではないと述べている。
同日の関連動向:
*ホワイトハウスは、ジョー・バイデン大統領がイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談し、イスラエルが民間人を保護する必要性を強調したと発表した。
* 同日の電話会談で、エジプトのアブドルファッターハ・エルシーシ大統領と米国のジョー・バイデン大統領は、ガザへの援助を増やす必要性について合意した。
ガザへの援助を増やさなければならない。写真: VNA |
*イランのホセイン・アミール・アブドッラーヒアン外相とサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハン・アル・サウド外相が電話会談を行い、ガザ地区の民間人に対するイスラエルの攻撃を即時停止するための地域的および国際的な行動の必要性を強調した。
*ノルウェーのヨナス・ガール・ストア首相は、ハマスの攻撃に対するイスラエル軍の対応は不釣り合いだと述べ、ガザの「壊滅的な」人道状況を非難した。
*クウェートのシェイク・サレム・アブドラ・アル・ジャベル・アル・サバハ外相は、 「国際決議に従って将来のパレスチナ国家が樹立されない限り」イスラエルとの関係を正常化しないというクウェートの立場を再確認した。
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