ニューヨーク・タイムズ紙は、匿名のイスラエル軍将校の発言を引用し、「地上攻撃は当初週末に予定されていたが、天候などの理由で数日遅れた」と伝えた。
情報筋は、悪天候のためイスラエルのパイロットとドローン操縦士が地上部隊に航空支援を提供できなかったと説明した。
10月12日、霧の中ガザ国境付近を移動するイスラエルの戦車。 (写真:ゲッティイメージズ)
地上作戦には、戦闘機、武装ヘリコプター、ドローン、陸海から発射される大砲の支援を受けた特殊部隊や戦車を含む数万人の兵士が参加すると、匿名の将校らもニューヨーク・タイムズ紙に確認した。目的は、2007年以来ガザ地区を支配してきたハマスの指導部を完全に壊滅させることだと言われている。
また、ニューヨーク・タイムズ紙によると、ガザ地区への計画されている地上攻撃は、イスラエルにとってここ10年以上で最大の作戦となるだろう。また、イスラエルがハマスの支配を打倒することに成功した場合、ガザを統治するのか、あるいは新たなパレスチナ政府を樹立するのかについても大きな疑問符が付く。
匿名を条件に語ったイスラエル軍将校らはニューヨーク・タイムズ紙に対し、地上攻撃が実施されれば、ハマスが運営する「広大な地下トンネル網」を排除する必要があるため、数ヶ月かかる可能性があると語った。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスに対するイスラエルの継続的な空爆についてコメントし、同国は「前例のない力」を投入したと述べたが、 「これは始まりに過ぎない」と強調した。
最新の推計によると、10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃で少なくとも1,300人が死亡し、約3,500人が負傷した。イスラエル人と他国籍の数十人がハマスに人質に取られている。
パレスチナ保健省によると、ガザでは過去1週間にわたるイスラエルの大規模な空爆により、少なくとも1,900人のパレスチナ人が死亡した。
一方、イランのホセイン・アミール・アブドッラーヒアン外相は、イスラエルがガザで地上作戦を開始した場合、イランは対応すると警告した。
ホア・ヴー(出典:actualidad.rt.com)
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