ロイター通信によると、キューバでは10月18日(現地時間)、国内の主要発電所の一つにトラブルが発生し、国の送電網が停止したため、全国的に停電が発生した。
10月18日、キューバのハバナで、携帯電話のライトを頼りに料理をする女性。 (写真:ロイター)
キューバのエネルギー省は、アントニオ・ギテラス発電所の「故障」により「国内の電力システムが完全に遮断された」と述べた。
キューバのミゲル・ディアスカネル大統領は、電力網の復旧は政府の「最優先事項」であり、電力が復旧するまで「休む暇はない」と述べた。
ネット上に出回っている多くのビデオや画像には、電気のないキューバの暮らしが映し出されている。
「レストランに行ったが、電気がなかったので食事が提供できず、今ではインターネットさえ使えない」とハバナのブラジル人観光客カルロス・ロベルト・フリオさんは語った。
キューバ当局は、電力復旧に向けた措置は始まっているが、そのプロセスには時間がかかるだろうと述べた。
停電によりキューバの活動はほぼ停止した。 (写真:ロイター)
制御不能な停電は、10月17日夕方、マヌエル・マレロ首相がテレビ演説を行った際にキューバ全土で始まった。放送自体は「技術的な問題」に遭遇し、予定より遅れて生放送となった。
マレロ氏は演説の中で、ここ数週間の停電悪化の原因はインフラの劣化、燃料不足、需要の高まりだと述べた。
「燃料不足が最大の原因だ」とマレロ氏は述べ、先週のハリケーン・ミルトンが沖合の船舶からキューバの発電所への燃料輸送能力に影響を与えたことを例に挙げた。さらに、キューバ政府は米国の貿易禁輸措置も理由だと指摘した。
キューバの民間部門の成長に伴い電力需要は増加しているが、燃料供給は減少している。キューバ最大の石油供給国であるベネズエラは、今年最初の9か月間のキューバへの石油輸出量を1日平均3万2600バレルに削減した。これは2023年の同時期の1日平均6万バレルの約半分だ。
ベネズエラの石油精製会社PDVSAも国内の燃料不足に悩まされており、キューバなどの同盟国に輸出できる量はわずかとなっている。
ロシアとメキシコもキューバへの燃料輸送を大幅に削減した。
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出典: https://vtcnews.vn/cuba-mat-dien-toan-quoc-ar902652.html
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