2023年11月、ポーランドとの国境付近を走るウクライナのトラック。(出典:ロイター) |
AP通信は、ポーランドのチェスワフ・シェキエルスキ農業大臣とウクライナ国境近くのメディカ村の農家の代表者の間で合意が成立したと報じた。
この協定に基づき、ポーランド政府はトウモロコシ農家に補助金を支給し、優遇融資の供給を増やし、農業税を2023年の水準に維持する。その見返りとして、農家はウクライナとの主要国境検問所の封鎖を一時停止する。
メディカ村の農民たちは、2023年11月6日からポーランドとウクライナの国境検問所数か所で行われたトラック運転手の抗議活動の波に加わり、欧州連合(EU)が相互主義システムを復活させ、EU内で事業を行うにはウクライナ企業にライセンスの申請を義務付けるよう要求した。
ポーランドの農民は2023年12月24日にチェスワフ・シェキエルスキ農業大臣と会談した後、抗議活動を中止したが、1月4日に正式な合意を求めて抗議活動を再開した。
ロシアとの紛争により、ウクライナの主要輸出ルートである黒海の港が事実上封鎖されたため、ウクライナの企業は輸出入のルート変更に道路や鉄道に頼らざるを得なくなった。
ウクライナのインフラ省は、既存の8つの国境検問所から毎月平均4万~5万台のトラックがポーランドとの国境を越えると推定しており、これは紛争前の2倍に当たる。
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