欧州議会は今週初め、トルコのEU加盟プロセスは現状では継続できないとする報告書を採択し、EUに対しトルコとアンカラの関係について「並行した現実的な枠組み」を模索するよう求めた。
トルコは過去24年間、EU加盟の正式候補国となってきたが、人権侵害やトルコにおける法の支配の尊重に対する同盟側の懸念から、加盟交渉は近年行き詰まっている。
「EUはトルコから分離しようとしている。我々はこうした展開を評価し、必要であればEUから分離する可能性がある」と、エルドアン大統領は米国に向けて出発する前に記者団に語ったとロイター通信は伝えた。

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領
トルコ外務省は今週初め、欧州議会の報告書には根拠のない非難と偏見が含まれており、EUとの関係に対して「浅はかで近視眼的な」アプローチを取っていると述べた。
エルドアン大統領は以前、スウェーデンがNATO軍事同盟に加盟するのを認めるのと引き換えに、2005年に開始されたEU加盟交渉を再開するとブリュッセルから約束を受けていた。
今月初め、EU拡大担当のオリバー・ヴァルヘイ氏がトルコを訪問した。アンカラでヴァルヘリ氏は、トルコにはEU加盟国となる「大きな可能性」があるものの、EUは交渉を続ける前に人権問題への取り組みを確認する必要があると述べた。
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