ブラジルからのネガティブなニュースを受けてコーヒー輸出価格が急騰 コーヒー業界はEU市場の要求を満たすために生産能力を向上 |
インターコンチネンタル取引所(ICE)におけるロブスタコーヒーの在庫が少ないことと、ブラジルの生産量に影響を及ぼす熱波に対する懸念が、価格を二重に支えている。
コーヒー価格は上昇傾向を維持 |
12月10日の終値報告では、欧州大陸間取引所(ICE-EU)のロブスタ在庫は34,760トンとなり、2023年8月末の33,630トンと徐々に史上最低水準に戻った。同時に、税関のデータによると、2023年の最初の11か月間のベトナムの累計コーヒー輸出量は、2022年の同時期に比べて依然として10%低い。
さらに、ブラジルの主要コーヒー栽培地域に広がる熱波により、2024/25年度のコーヒー生産量が減少する可能性があるとの懸念も、価格上昇の一因となった。
アラビカの増加はロブスタの増加よりもやや緩やかで、ICE-USの標準アラビカ在庫は約1,000袋増加し、一時保管中のコーヒーの総量は24年以上ぶりの最低水準から脱した。コーヒー輸出協会(CECAFE)のデータによると、この国の11月のコーヒー豆輸出量は前年同期比で18.2%増加した。
今朝(12月13日)の国内市場では、中部高原地帯と南部諸州のコーヒー生豆の価格は1kgあたり63,000~63,800ドンの間で変動し、昨日に比べて大幅に上昇した。今週の最初の2回のセッションでは、国内市場が1kgあたり3,000ドン以上上昇した。
ベトナムのコーヒー輸出は2023年11月に再び急増した(写真:ダクラク電子新聞) |
関税総局の最新データによると、ベトナムのコーヒー輸出量は7か月連続の減少の後、2023年11月に再び急増し、119,297トンに達し、2023年10月と比較して172.8%の急増となった。 2023年11月の輸出額は3億5,668万米ドルに達し、2023年10月と比較して126.4%増加し、2022年11月と比較して16.8%増加しました。
2023年の最初の11か月間で、ベトナムのコーヒー輸出量は約142万トン、36億4,000万米ドルに相当し、2022年の同時期と比較して量は10.4%減少しましたが、輸出額は0.4%増加しました。
2023年11月のコーヒーの平均輸出価格は、8か月連続で上昇した後、下方調整され、2,990米ドル/トンとなり、前月比17%下落したが、2022年の同時期と比較すると26.2%と大幅に上昇した。2023年の最初の11か月の平均輸出価格は2,573米ドル/トンに達し、2022年の同時期と比較して12%上昇した。
消費市場については、11月はほとんどの主要市場へのコーヒー輸出量が前月に比べて大幅に増加しました。
うち欧州連合(EU)は3.6倍の4万257トンとなった。米国は5.8倍の1万244トンとなった。特にロシア市場は10倍の1万2198トンに増加し、米国市場を抜いて先月ベトナムの第2位のコーヒー輸出市場となった。
世界的なコーヒー供給に対する懸念から、コーヒー輸出価格は高止まりし、2024年には新たなピークに達する可能性もあると予想されている。
米国農務省(USDA)傘下の対外農業局(FAS)の報告書によると、東南アジアの主要生産国から世界消費市場へのロブスタコーヒーの供給が減少する可能性があるため、通貨金利の問題に対する警戒から少量ではあるが、ファンドや投機筋が先物市場に戻って購入を増やしている。
ベトナムでは、FASは、悪天候により、2023~24年の生産量が2023年5月の推定3,130万袋から2,780万袋に減少すると予測している。推定持ち越し在庫は、以前の推定の276万袋からわずか39万袋に減少した。
FASはまた、インドネシアの2023~24年度のコーヒー総生産量が前年の2022~23年度から18%以上減少し、970万袋になると予測している。インドネシアは国内産業向けの生豆コーヒーを優先すると予想されており、コーヒー豆の輸出量は前年比35%減の約500万袋にとどまる。
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