ベトナムとモンゴルがビザ免除協定に署名

ヴォー・ヴァン・トゥオン大統領とモンゴル大統領は大統領官邸で会談した後、両国の国民に対するビザ免除協定の調印式に立ち会った。

「大統領と私は先ほど非常に有意義な会談を行いました。両国国民に対するビザ免除協定に署名したことを歓迎します。この協定は、貿易協力、観光、そして人的交流の拡大に貢献するものです」と、ヴォー・ヴァン・トゥオン大統領は本日午後、大統領官邸でモンゴルのウフナーギーン・フレルスフ大統領と会談した後、記者会見で述べた。

外交、公用、一般パスポート所持者に対するビザ免除に関するベトナムとモンゴル間の協定は、本日署名された6つの文書のうちの1つである。残りの文書は、移民、安全保障協力、国際麻薬犯罪との闘い、持続可能な米貿易に焦点を当てている。

モンゴル大統領は「黄金の龍の国ベトナムと、美しい千年の歴史を持つ文化遺産タンロン・ハノイ」を訪問できたことを光栄に思うと述べ、両国が700年以上にわたり外交関係を保ってきたことを強調した。フレルスフ大統領は、過去にモンゴルがベトナム国民の独立と自由のための闘争を支援するために寄付を行ったことを想起した。ベトナムはモンゴルと国交を樹立した最初の東南アジアの国でもある。

*ヴォー・ヴァン・トゥオン大統領とモンゴル大統領は11月1日午後に記者会見を行った。写真：ジャン・フイ*

ヴォー・ヴァン・トゥオン大統領は、ベトナムとモンゴルの関係は順調に発展しており、特に政治、防衛、安全保障、経済の分野で多くの新たな成果を達成していることを確認した。

双方は、国際麻薬犯罪対策や防衛・安全保障分野の学生交流など具体的なプロジェクトを通じて、司法、防衛産業、安全保障の分野で実質的な協力を強化することで合意した。

ヴォー・ヴァン・トゥオン大統領とフレルスフ大統領は、今後数年間で二国間の貿易額を2億ドルに倍増するという目標を推進し、二国間の物品の輸出入の拡大を促進し、双方の基準とニーズを満たすことを前提に、互いの物品への扉を開くことで合意した。

ベトナムとモンゴルは、動物検疫証明書の様式に関する両国当局の合意を高く評価し、これにより両国の強みを相手国の市場に輸出することが容易になると述べた。

*11月1日午後の会談前のヴォー・ヴァン・トゥオン大統領とモンゴル大統領。写真：ジャン・フイ*

ベトナムは、モンゴルが引き続き、東海における海上および航空の安全と安心を確保するというASEANの立場を支持し、国際法、特に1982年の国連海洋法条約（UNCLOS）に基づき、平和的手段ですべての紛争や意見の相違を解決することを支持することを期待している。

「両国首脳の政治的決意と両国国民の総意により、良好な伝統的友好関係を基礎として、ベトナムとモンゴルの関係は、両国国民の利益のために、新たな、より高い関係の枠組みを確立することに向けて、地域と世界の平和、安定、協力、発展に積極的に貢献することを目指し、引き続き強化・発展していくと信じている」とヴォー・ヴァン・トゥオン国家主席は述べた。