ウクライナは造船所を攻撃しロシアの軍艦を沈没させたと主張

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、キエフが黒海におけるロシアの軍事力を弱体化させたと述べた（イラスト写真：BN）。

ウクライナ軍は11月4日、クリミア半島のケルチ市にあるロシアの造船・修理工場を襲撃したと発表した。

ウクライナ軍は「11月4日夜、ウクライナ軍はケルチ市のザリフ（またはブトマ）造船修理工場の港湾インフラを襲撃することに成功した」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。

ウクライナ空軍のミコラ・オレシュチュク司令官はテレグラムで、攻撃を受けた造船所にはロシアの最新鋭の海軍艦艇の一隻が保管されていたと述べた。

「別のロシア船もモスクワと同じ運命をたどるだろうと思う。」ウクライナ司令官は、昨年4月にウクライナのミサイル攻撃を受けて沈没したロシア黒海艦隊の巡洋艦「モスクワ」に言及していた。

「我々は再度の確認を待っている。ロシア黒海艦隊の最新鋭艦艇の1隻が駐留するケルチのザリフ造船所のインフラに対する巡航ミサイル攻撃の成功について、空軍戦術航空隊のパイロットに感謝したい」と同氏は書いた。

この声明は、11月4日夜にクリミアで大規模な爆発が相次いで発生したとの報道を受けて出された。

ロシアが任命したクリミア当局のセルゲイ・アクショーノフ氏は、造船所周辺の防空システムが作動し、ウクライナの巡航ミサイルを迎撃したと述べた。

「ミサイルの破片が造船所の浮きドックの一つのエリアに落ちた。死傷者はいなかった」とアクショーノフ氏はテレグラムに書いた。

軍事アナリストのアンドリー・ツァプリエンコ氏は、事情に詳しい関係者の話として、ロシアの最新鋭艦の一つである小型ミサイルコルベット「アスコルド」が攻撃で損傷を受けたと述べた。

ロイターは上記の情報を確認できていない。ロシアはまだコメントしていない。

クリミアは2014年に物議を醸した住民投票の末、ロシアに併合された。クリミアは、ウクライナでの軍事作戦に参加するロシア軍にとって重要な兵站拠点となっている。

ウクライナはここ数カ月、物流システムを混乱させ、ロシア黒海艦隊の能力を弱めるためにこの地域での攻撃を強化している。

9月、ウクライナ軍はクリミア半島のセヴァストポリにある造船所への襲撃を発表した。モスクワはその後、攻撃により自国の軍艦2隻が損傷したことを確認したが、被害の程度については明らかにしなかった。一方、キエフはロシアの潜水艦と大型揚陸艦が「修復不能なほど」破壊されたと発表した。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は今週初め、ウクライナ軍が黒海におけるロシアの軍事力を削減することに成功したと主張した。同氏は、これが同盟国からの大規模な支援と相まって、ウクライナのロシアに対する最終的な勝利につながる可能性があると述べた。

ソース: https://dantri.com.vn/the-gioi/ukraine-tuyen-bo-tap-kich-xuong-tau-danh-chim-tau-chien-nga-20231105055908009.htm