キエフの同盟国は、ウクライナのNATO加盟をいかに加速させるかをめぐって対立している。
ウクライナはNATOに加盟したいという希望を明確にした。 (出典:EPA) |
ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は6月24日、NATOが来月ビリニュスで首脳会談を開く際に、キエフが北大西洋条約機構(NATO)加盟に関する明確な兆候と「方策」を受け取ることを期待すると述べた。
レズニコフ氏は「NATO加盟に向けて、明確で分かりやすいシグナルと方策を彼らが示してくれることを期待する」と語った。
ビリニュスでの会議は7月11日と12日の2日間にわたって開催される予定です。現在、ウクライナの同盟国は、キエフの軍事ブロックへの加盟をいかに加速させるかについて共通の見解を持っていない。
一方、一部の西側諸国政府は、こうした動きがNATOをロシアとの紛争に近づけるのではないかと懸念している。
これに先立ち、6月23日には、上記組織に関連した動きとして、セルビア軍参謀総長ミラン・モイシロヴィッチ将軍がNATO平和維持軍やその他の国際機関に対し、コソボのセルビア人少数民族を保護するための措置を加速するよう要請した。
モイシロビッチ将軍は異例の演説で、NATOのコソボ平和維持活動(KFOR)や他の国際機関に緊急措置を求めた。
「ここでの協力により、私はKFOR司令官に、我々はいくつかの出来事を懸念して見守っており、セルビア人を保護するために緊急の措置が必要だと考えていることを伝えた」と彼は強調した。
ミラン・モイシロヴィッチ将軍のこの呼びかけは、欧州連合(EU)、セルビア、コソボが交渉の場で突破口を開かなかったことを受けて行われた。
先月、地方選挙をめぐる紛争を受けてコソボの複数の地域で暴動が発生した。コソボ警察は選挙後の抗議活動に参加したセルビア人数名を逮捕した。
この動きに対応して、セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統領はコソボ国境付近に軍隊を配備することを決定した。
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