ロシアのウラジミール・プーチン大統領は10月18日、パレスチナ・イスラエル紛争の解決に向け、米国、欧州連合、国連、ロシアを含む「中東カルテット」体制の復活を支持すると表明し、このモデルは拡大できると述べた。
ロシアのウラジミール・プーチン大統領は、10月22日から24日まで開催されるBRICS首脳会議を前に国際記者団と会談した。 (出典:アナドル通信) |
BRICS諸国の記者会見で、プーチン大統領は「中東カルテット」が機能しなくなったのは米国のせいだと非難した。
同氏によれば、この形式を拡大し、「(パレスチナ)領土をいかに回復するか、いかに人々を帰還させるかについて話し合う」ことが必要だという。
ロシアの指導者は、パレスチナ人が自らの土地を去らないことをイスラエルが理解していると確信している。さらに、ロシアは依然としてイスラエル側とパレスチナ側の両方と接触を続けている。
プーチン大統領は、「パレスチナ問題を解決する主な方法は、本格的なパレスチナ国家の樹立である」というソ連時代以来の伝統的な立場を繰り返した。
2023年1月にはロシアも中東カルテットについて言及した。当時、ロシア外務省中東担当特使のウラジミール・サフロンコフ氏は、米国がこの形式への参加を終了する決定をしたにもかかわらず、ロシアは中東カルテットの枠組み内で協力を継続する用意があると述べた。
中東カルテットは紛争地域の平和促進に向けた取り組みを強化するために2002年に結成された。
また、プーチン大統領は、10月22日から24日までロシア中部の都市カザンで開催されるBRICS首脳会議を前に10月18日に国際記者団と会談し、エジプト、エチオピア、イラン、アラブ首長国連邦(UAE)、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカを含むBRICS++を、世界の政治と貿易において西側諸国に対する強力なカウンターウェイトとして構築したいと述べた。
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