弾劾された韓国の韓悳洙首相(左)が2025年1月22日、ソウルで行われた国会特別委員会の公聴会に出席。(写真:聯合ニュース/VNA)
韓国憲法裁判所は3月24日、韓悳洙首相の弾劾を棄却し、同首相を大統領代行の地位に復帰させた。
韓首相は憲法裁判所の判決を待つ87日間の停職処分の後、直ちに復職した。
最大野党の民主党が主導する国会は、2024年12月27日に韓首相の弾劾動議を可決した。
情報によれば、憲法裁判所の判事8人のうち6人が弾劾を却下し、1人が部分的に却下し、1人が弾劾を承認したという。弾劾棄却に投票した6人の判事は、2024年12月3日夜の尹錫悦大統領の戒厳令布告を正当化するために韓首相が積極的な行動を取ったという国会の非難を裏付ける証拠はないと述べた。
国会の弾劾動議には、ハン氏が当時与党だった国民の力党のハン・ドンフン党首と共同統治体制を作ろうとした疑惑や、尹大統領と金健熙夫人を標的とした特別検察官法案2件の成立を拒否した疑惑も列挙されている。
しかし、憲法裁判所はこれらの申し立てを却下した。
判決が言い渡されるとすぐに、韓首相は執務室へ向かった。ハン氏は記者団に対し、裁判所の決定を歓迎し、国の緊急課題の解決に早急に注力する必要があると述べた。
韓国国民が尹大統領に対する弾劾判決の発表を待ち望む中、憲法裁判所の韓首相に対する判決が注目されている。
最高裁は尹大統領の弾劾に関する判決の日程をまだ発表していない。しかし、多くの情報筋は、判決は今週末に下される可能性があると予想している。
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