米沿岸警備隊(USCG)は、タイタン号が「壊滅的な」爆発を起こし、乗船していた乗客5人全員が死亡したため、5日間に及ぶ捜索が終了したと発表した。
米沿岸警備隊のジョン・モーガー少将がボストンで記者団に対し、カナダの船から派遣された無人ロボット機が6月22日朝、タイタニック号の船首から約1,600フィート(488メートル)沖、北大西洋の水面下4キロ(2.5マイル)の海底でタイタン潜水艇の残骸を発見したと語った。
米国のオーシャンゲート・エクスペディションズが運航するタイタン号は、6月18日の朝に水上支援船との連絡が途絶えた直後に行方不明になった。写真:ロイター |
「タイタン号に乗っていた犠牲者のご遺族には直ちに連絡いたしました。沿岸警備隊と統合司令部全体を代表し、犠牲者のご遺族に心よりお悔やみ申し上げます」とモーガー氏は述べた。
米沿岸警備隊当局者はまた、船尾と船体2部を含むタイタンの主要な残骸5つが発見されたと述べた。 「ここの残骸は壊滅的な爆発の証拠だ」とモーガー氏は語った。
オーシャンゲート社は記者会見の前にすでに声明を発表し、タイタン号の操縦士だった同社の創業者兼最高経営責任者(CEO)のストックトン・ラッシュ氏を含むタイタン号に乗っていた5人の中に生存者はいなかったとしている。
残りの4人は、英国の億万長者で冒険家のハミッシュ・ハーディングさん(58歳)、パキスタン生まれの実業家シャーザダ・ダウド氏(48)と19歳の息子スーレイマン氏はともに英国市民。フランス人海洋学者でタイタニック号の専門家、ポール・アンリ・ナルジョレ氏(77)は、沈没船を何十回も訪れている。
「彼らは皆、世界の海洋を探索し保護することに情熱を共有する真の探検家です」と同社の代表者は語った。 「私たちはこの5人の魂とその家族全員に心からお悔やみを申し上げます。」
アメリカ沿岸警備隊のジョン・モーガー少将がボストンで記者団に語った。写真:ロイター。 |
モーガー氏はまた、船がいつ事故を起こしたかを結論付けるのは時期尚早だと述べた。捜索活動中、ソナーブイが3日間以上にわたって水中に設置されたが、その間いかなる種類の大きな爆発も検知されなかった。特に、6月20日と21日にはブイがいくつかの音を拾い、タイタン号の乗組員がまだ生きていて、船体を叩いて連絡を取ろうとしているのではないかという期待が高まった。しかし当局は、その騒音はタイタンから出たものではないかもしれないと述べた。
海底ロボットは証拠収集を続ける予定だが、事故の性質とその深さの過酷な状況を考えると、遺体が回収されるかどうかはまだ定かではない。
6月22日、英国のジェームズ・クレバリー外相は深い哀悼の意を表し、タイタン号の犠牲者の家族を支援すると発表した。
1985年にタイタニック号の残骸が発見されて以来、多くの観光客やプロのダイバーが多額のお金をかけて沈没船を見に訪れています。したがって、観光客がオーシャン ゲートでタイタニック号の残骸を自分の目で見るためには、約 25 万ドルを費やす必要があります。
米国のオーシャンゲート・エクスペディションズ社が運航するタイタン号は、6月18日の朝、水深2時間まで潜航してから約1時間45分後に水上支援船との連絡が途絶え、その後まもなく行方不明になった。
MINH ANH (合成)
[広告2]
ソース
コメント (0)