ロシアの宇宙企業ロスコスモスは、直径1センチを超える軌道上の物体の数が今後6~7年で1.5倍に増加し、宇宙ミッションに危険をもたらすと警告した。
「現在、地球近傍軌道上には、大きさが1センチメートルを超える宇宙物体が100万個以上存在しています。この数は2030年までに1.5倍に増加するだろう。これは宇宙船の軌道への打ち上げや通常の宇宙船の運用を含む宇宙へのアクセスに対する脅威となる」とロスコスモス社の発言をタス通信が引用して報じた。
ロスコスモスによれば、この状況は宇宙活動の安全性に関する問題、宇宙交通規則の起草や地球近傍領域の監視改善の必要性を浮き彫りにしたという。
同局は、地球近傍宇宙ミッションの範囲と多様性が大幅に拡大し、宇宙にある人工物の数が爆発的に増加したことにより、地球近傍宇宙の状況は長年にわたって大きく変化したと述べた。
ロシア国営宇宙公社によれば、世界中の宇宙機関が地球の軌道上に残した衛星や宇宙船の残骸によって、大量の「宇宙ゴミ」が生み出されているという。
ロスコスモスの長期科学プログラム担当エグゼクティブディレクター、アレクサンダー・ブロシェンコ氏は、最近南アフリカを訪問した際、5年以内に軌道衛星の打ち上げと維持に関する国際規則を起草するよう求めた。彼によれば、地球近傍軌道には容量の限界があり、宇宙空間の「混雑」は将来的に危険な状況につながるだろう。
baotintuc.vnによると
ソースリンク
コメント (0)