タイ保健省は、インフルエンザの流行が急速に拡大しており、同国北東部の4県が最も深刻な影響を受けていると警告した。
タイではインフルエンザ患者数が増加している。 (出典:ネーションタイランド) |
ソムサック・テープスティン保健相は、インフルエンザの症例数が今年2月に急増したと述べ、インフルエンザの症状が疑われる人はウイルスの拡散を防ぐために家に留まるよう求めた。保健当局は現在、特に子供や高齢者など脆弱なグループへのワクチンの配布を加速させている。
タイ保健省のデータによると、2025年の初めから1月25日までにインフルエンザの症例は7,819件あった。しかし、2月15日現在、今年の感染者数は合計99,057人に急増し、死者は9人となっている。
保健省はまた、現在タイでインフルエンザを引き起こしているウイルスの主力株はH1N1型であると述べた。ほとんどの症例は学校で発見され、5〜9歳の子供たちが最も脆弱なグループです。
ナコンラチャシマ県、スリン県、ブリーラム県、チャイヤプーム県の被害が最も深刻で、インフルエンザ患者は合計約6,938人となっている。
疾病管理局によると、タイにおけるインフルエンザの発生件数は、2023年の約47万2000件から2024年には66万8000件へと着実に増加すると予想されている。現在の傾向からすると、2025年の数字は2024年を上回ると予想される。
これに先立ち、タイのチュラロンコン大学医学部の著名なウイルス学者であるヨン・プーヴォラワン教授は、2月9日のフェイスブックへの投稿で、北半球諸国への旅行者は海外旅行の少なくとも2週間前にインフルエンザワクチンを接種すべきだと推奨していた。
しかし、インフルエンザは季節性であり、タイには日本を襲っているようなインフルエンザの変異種は存在しないとして、冷静になるよう呼びかけた。
台湾の有名女優バービー・スーさんが今月初めに日本滞在中にインフルエンザに感染して亡くなったため、日本の状況はタイ国民の注目を集めている。
[広告2]
ソース
コメント (0)