ゼレンスキー大統領は、デンマークとオランダがF-16戦闘機を提供すると約束したことで、ウクライナが勝利できると確信したと述べた。
「ロシアが敗北することは間違いない。ウクライナが勝利すると確信している」と、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は本日、デンマーク国会議事堂前で支持者らに語り、前日にコペンハーゲンが発表したキエフへのF-16戦闘機供与決定に言及した。
駐デンマークロシア大使のウラジミール・バルビン氏は同日、ウクライナへのF-16戦闘機の提供は紛争をさらに激化させるだろうと述べた。 「キエフが自ら和平条件を決めなければならないという口実の下、デンマークの行動と発言はウクライナにロシアとの軍事対決を続ける以外の選択肢を与えていない」と彼は述べた。
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は8月20日、同国がウクライナへF-16戦闘機19機を移送すると発表した。最初の6機は元旦にウクライナに納入され、その後2024年に8機、2025年に5機が納入される予定。
8月20日、デンマークのスクリュドストルプ基地でF-16戦闘機と並ぶゼレンスキー大統領。写真: AFP
デンマークのヤコブ・エレマン=イェンセン国防相は、ウクライナは自国の領土内でのみF-16を使用できると述べた。 「我々はこの種の兵器を、敵をウクライナ領土から遠ざけるためだけに使用し、それ以上は使用しないという条件で提供する。この条件は戦車や戦闘機を含むすべての装備に適用される」と彼は述べた。
オランダのマルク・ルッテ首相も、移送条件が満たされればウクライナに不特定数のF-16戦闘機を提供すると発表した。オランダは現在、米国製のF-16戦闘機を合計42機保有しているが、そのうち何機がまだ運用可能かは不明である。
観測者らによれば、これは同盟国がウクライナ軍にF-16戦闘機を移譲するという初の本格的な約束だという。
NATO加盟国であるデンマークとオランダは、パイロットや支援・整備要員の訓練を行い、最終的にはウクライナのF-16取得を支援する国際的な取り組みを主導している。米国のアントニー・ブリンケン国務長官は8月17日、デンマークとオランダの国務長官に書簡を送り、ウクライナへのF-16戦闘機の移転要請は承認されると確約した。
ウクライナ当局者2人は先週、F16の訓練に参加できるパイロットは航空連隊の半数に相当する6人のみだと述べた。このパイロットグループに対するF-16訓練は少なくとも6か月かかると予想されており、2024年1月より前には開始されない予定だ。
米欧州空軍(USAFE)司令官のジェームズ・ヘッカー将軍は、F-16戦闘機の受領はウクライナ空軍が戦闘準備が整ったことを意味するものではないと述べた。同米軍将軍はまた、F-16はウクライナの戦闘要件の一部を満たしているものの、戦場の状況を変えることができる「特効薬」ではないことも認めた。
「ウクライナ空軍が円滑な運用と装備の習熟を行えるよう、F-16飛行隊を複数編成するには、さらに時間がかかるだろう。これには4~5年かかる可能性がある」と彼は述べた。
ヴー・アン(ロイター通信によると)
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