SGGP
岸田文雄首相は9月4日、水産業への追加救済策として207億円(1億4140万ドル)を割り当てると発表した。
支援策には、国内消費の拡大、持続可能な水産物生産の確保、風評被害の最小化、新たな海外市場開拓戦略の策定、迅速かつ徹底した補償の確保などが含まれる。
日本政府は、上記の207億円に加え、漁業者の経営維持を支援するため、300億円(2億440万米ドル)と500億円(3億4070万米ドル)の2つの基金を別途設立する予定である。
共同通信によると、日本政府は輸出市場を多様化し、中国市場への過度の依存を減らすため、水産物の輸出経路の多様化を支援することを約束した。水産物は日本の世界貿易の1%未満を占めています。しかし、中国は日本にとって最大の水産物輸入市場(総売上高の22.5%を占める)である。
福島県の漁師 |
北京は、東京が8月24日に福島原発の処理済み放射能汚染水を太平洋に放出し始めたことを受けて、日本からの海産物の輸入を禁止した。日本第2位の水産物輸入市場(市場シェア20%)である香港特別行政区も、福島県など日本の9県からの水産物の輸入を停止した。
日本当局は、台湾、米国、欧州、中東、東南アジアの一部の国を新たな輸出先として推進する計画だと述べている。この禁止措置は日本の水産業にとって大きな打撃となり、遠くは福島や北海道などの水産物の価格や売上にも影響を及ぼすことになる。
日本政府が漁業補助金を発表する一方で、福島近郊に住む100人以上の漁業者と地元住民は、今週、放出の差し止めを求めて訴訟を起こす準備をしている。多くの日本の漁業者は、この排出によって業界のイメージ向上に向けた長年の努力が水の泡になることを懸念し、反対している。
吉橋義信氏の東京の会社は、アジア市場への水産物輸出注文を半分以下に削減した。吉橋氏は、日本政府は廃棄物を排出する前に水源の安全性について世界にもっと広く情報発信すべきだったと述べた。日本政府は、福島産の魚介類は食べても安全であると国民に安心させようと努めてきた。
先週、岸田文雄首相とラーム・エマニュエル駐日米国大使がこの地域を訪れ、テレビカメラの前で地元の魚を食べた。日本当局によると、処理済み廃水の排出以降に採取された海水と魚のサンプルは、いずれも放射線の規制安全基準を大きく下回っていた。
日本は、自国の水産物の安全性について世界貿易機関(WTO)の関連委員会に立場を説明するとともに、インドネシアでのASEAN首脳会議やインドでのG20首脳会議などの外交フォーラムで排出水の安全性について説明すると述べた。
[広告2]
ソース
コメント (0)