ロシア、キエフのパトリオット防空施設の破壊を発表

VnExpressVnExpress16/05/2023

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ロシアは、自国軍がキエフへの襲撃中に米国がウクライナに供給した高性能なパトリオット防空システムを破壊したと主張している。

ロシア国防省は本日、同国軍が5月16日早朝の襲撃でキエフのパトリオット防空ミサイル基地をキンジャール極超音速ミサイルで破壊したと発表した。

ロシア国防省は「長距離精密攻撃ミサイルは西側諸国から供給された弾薬庫、武器、軍事装備も標的とした。すべての標的が攻撃された」と発表した。

ロシアが米国がウクライナに移譲したパトリオットシステムの破壊を発表したのは今回が初めてだ。もし確認されれば、これはウクライナの防空網にとって大きな損失となるだろう。なぜなら、パトリオットは同国の空の状況を大きく変える可能性のある兵器になると予想されていたからだ。

ウクライナ軍司令官のヴァレリー・ザルージニー将軍は以前、ロシアが今朝早くのキエフ襲撃で、ミグ31K戦闘機からキンジャール極超音速ミサイル6発、黒海の軍艦からカリブル巡航ミサイル9発、イスカンデル弾道ミサイル3発、シャヘド136/131無人航空機(UAV)6機、戦術・作戦偵察UAV3機を発射したと述べていた。

ウクライナ軍は、キンジャール極超音速ミサイル6発を含むロシアのミサイル18発すべてを撃墜したと発表した。ソーシャルメディアに投稿された動画には、ロシアの空爆に対抗するためウクライナのパトリオットシステムが2分間で30発のミサイルを発射する様子が映っている。

しかし、この一連のミサイルが発射された後、防空施設で大規模な閃光が起こり、明らかに敵のミサイルが当たったことが原因とみられる。

ウクライナは、ロシアがパトリオット施設を破壊したという主張についてはコメントしていない。

ウクライナの防空軍が30発のミサイルを連続発射するビデオが公開

このビデオは5月16日の早朝のウクライナ防空砲火を捉えたものとみられる。ビデオ: Telegram/Milinfolive

ウクライナ当局は、今回の攻撃は5月初旬以来、首都キエフに対する8回目の空爆であり、また「異常に激しい」ものだったと述べ、最短時間で最多のミサイルが発射され、敵の防空網を過負荷にすることが狙いだったとみられる。

ウクライナの暫定報告によると、迎撃後、キエフ市内に破片が落下し、最も大きな被害が記録されたのはソロミャンスキー地区で、無人の建物と車両数台が火災に遭ったという。

ロシアは最近、首都キエフやその他多くの地域に対する無人機やミサイルを使った攻撃を強化している。キエフの防空網は西側の最新鋭の施設、特にパトリオットシステムによって大幅に強化されつつあり、ウクライナが重要な標的を守るのに役立っている。

2019年3月の米軍の試験中にパトリオットミサイルが発射された。写真: 米陸軍

2019年3月の米軍の試験中にパトリオットミサイルが発射された。写真:米陸軍

ウクライナ軍は、ロシア軍が防空システムの評価と位置特定、そして敵の防空能力を弱めるために攻撃を強化していると考えている。

匿名の米国当局者2人は、ロシアがキエフのパトリオット基地の位置を発見し、5月4日早朝にキンジャール極超音速ミサイルで攻撃することを決定したと述べた。しかし、ウクライナ軍がロシアのキンジャールミサイルを撃墜するためにパトリオットミサイルを複数発発射したため、攻撃は失敗した。

フイエン・レロイター通信による)


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