フランシスコ教皇がバチカンからイースターのメッセージを伝える
AFP通信は3月31日、フランシスコ法王がガザ地区での停戦、同地域への援助物資の配布増加、ハマスに人質解放を求めたと報じた。
教皇はバチカンでの復活祭のメッセージの中で、世界に対し「武力の論理」に抵抗するよう呼びかけた。その前に、教皇はサン・ピエトロ広場で約6万人の信者が出席する中ミサを執り行った。
世界中に放送された恒例の演説で、フランシスコ法王はウクライナ、ガザ、スーダン、ミャンマーなどにおける紛争に言及し、戦争を「常に不条理で失敗である」と非難した。
ガザ地区については、同地区のパレスチナ人は「今や我慢の限界に達している」と述べ、特に子どもたちへの影響を懸念している。 「欧州と地中海に戦争の風が吹き荒れるのを許してはならない。軍備増強と再軍備の論理に屈してはならない」と、彼は強く訴えた。
さらに、彼はウクライナとロシアの間の捕虜交換を提案した。彼はまた、世界の指導者らに対し、人身売買と闘い、被害者を救出する努力をするよう呼びかけた。
また3月31日には、エジプト、フランス、ヨルダンの外相らがガザ地区での「即時かつ永続的な停戦」とハマスに拘束されている人質全員の解放を求めた。
アルジャジーラによると、この電話は外交官らがエジプトのカイロで会談した後に行われたという。
フランスのステファン・セジョルヌ外相は共同記者会見で、フランスは紛争の政治的解決を求める決議案を国連安全保障理事会に提出すると述べた。
この草案にはイスラエル・パレスチナ紛争に対する「二国家解決のためのすべての基準」が含まれているが、これは国際社会が求めてきたものであるが、イスラエル政府はこれを拒否している。
犠牲者が増える
ガザ地区の保健当局は3月31日、2023年10月7日以降、同地区の死者数は3万2782人に上り、負傷者は7万5298人に上ったと発表した。
このうち過去24時間以内に77人が死亡、108人が負傷した。さらに、ガザのメディア事務所は、過去13日間にわたるイスラエルによるアル・シーファ病院への攻撃で、患者や医療スタッフを含む400人以上が死亡したと述べた。
イスラエル軍はガザ市のアル・シーファ病院での作戦を継続していると発表した。イスラエル軍は、過去1日にガザ中心部でハマス戦闘員15人を殺害したと発表した。
さらにイスラエルは、ハーンユニス市で武装勢力数名を殺害したと発表した。イスラエル軍の航空機は、建物やインフラを含むガザ地区全体の約80カ所を攻撃した。
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