昨年、億万長者のイーロン・マスク氏は、12月にフランスの高級品業界の大物ベルナール・アルノー氏に世界一の富豪の座を奪われ、純資産2000億ドルを失った世界初の人物となった。
過去7カ月間で、億万長者のイーロン・マスク氏は高級ファッション帝国LVMHのオーナーに3度その座を奪われ、今年2月に1度その座を取り戻した。 5月31日、パリでの取引でLVMH株が2.6％下落した後、彼は正式にこの称号を再び獲得した。
ルイ・ヴィトン、フェンディ、ヘネシーなど多くのLVMHブランドにとって重要な市場である中国を中心に、経済成長の鈍化の兆候が見られる中、高級品部門への信頼は薄れ始めている。
LVMHの株価は4月以降約10％下落し、一時はアルノー氏の純資産が1日で110億ドルも消えた。
一方、マスク氏は今年、主に電気自動車メーカー、テスラの復活により553億ドル以上を稼いだ。テスラの株価は、マスク最高経営責任者（CEO）が中国を電撃訪問した5月30日以降、4％以上上昇し、マスク氏の資産は48億6000万ドル増加した。オースティンに本拠を置く自動車メーカー（同氏の資産の71％を占める）の株価は、年初来66％上昇している。
ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、マスク氏の資産は現在約1923億ドルと評価されているが、アルノー氏の資産は1920億ドルから約1866億ドルに減少している。
グエン・トゥエット（ブルームバーグ、インディア・タイムズによる）
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