CNNによると、ドナルド・トランプ前米大統領の弁護士は、トランプ氏がニューヨークでの金融詐欺訴訟で控訴するのに十分な資金を持っていないことを認めた。
ニューヨーク州のアーサー・エンゴロン連邦判事は先月、有利な銀行融資や保険条件を得るために資産価値を違法に水増し操作したとしてトランプ氏に3億5490万ドルの罰金を支払うよう命じた。
利息を含めるとトランプ氏は総額4億6400万ドルの罰金を支払わなければならない。実施期限は、エンゴロン判事が2月23日に正式判決を下した日から30日以内となっている。そうでなければ、ニューヨーク州司法執行部は元大統領の資産を差し押さえる権限を持つ。
トランプ氏の弁護士は、これまでに元大統領、その2人の息子、およびトランプ・オーガニゼーションの他の幹部らが30社の引受人にアプローチしたが、成功していないことを明らかにした。トランプ氏側はまた、訴訟には「被害者も損害も金銭的損失もなかった」ため、4億6400万ドルの制裁金は「完全に不釣り合い」だと主張した。
トランプ氏の弁護団はまた、罰金が高額であることを理由にニューヨーク控訴裁判所にエンゴロン判事の判決の執行を遅らせるよう求め、トランプ氏が控訴する間、1億ドルの保証金を差し出すことを認めるよう裁判所に求めた。
民事訴訟に加え、トランプ氏は現在、他の4件の訴訟でも刑事告訴を受けている。
南
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