投票結果は220対209で、ジョンソン氏(51歳)が下院議長に就任した。下院議長は10月3日にケビン・マッカーシー氏が解任されて以来空席となっていた。
米国下院の新議長、マイク・ジョンソン氏。写真:AFP
その後数週間、下院を多数派とする共和党は後任候補3人を検討し、却下した上で、ドナルド・トランプ前大統領が支持するルイジアナ州の弁護士、ジョンソン氏を選出した。
ジョンソン首相は、今月初めのハマス過激派による国境を越えた攻撃と誘拐を受けてガザへの爆撃を強化しているイスラエルへの支持を示す法案を近日中に提出すると述べた。
ジョー・バイデン大統領は、新下院議長に対し、イスラエルとウクライナへの軍事援助を承認するために迅速に行動するよう求めた。バイデン氏はジョンソン氏を祝福する声明で「国家安全保障上のニーズに対処し、今後22日間の政府閉鎖を回避するために迅速に行動する必要がある」と述べた。
「重要な問題で意見の相違があるとはいえ、可能な限り共通の立場を見つけるために共同で努力する必要がある。今は私たち全員が責任を持って行動すべき時だ」と彼は付け加えた。
2016年に初めて下院議員に選出されたジョンソン氏は、ここ数十年で最も経験の浅い下院議長となる。彼は、2020年の選挙後に、トランプ氏が敗北した州の選挙結果の覆しを米国最高裁に求めた、下院共和党議員126名による不成功に終わった上訴の立案者で最もよく知られている。
ジョンソン首相は同僚に宛てた書簡の中で、支出法案を成立させ、11月17日に現在の予算が期限切れになっても米国政府が閉鎖されないよう保証すると約束した。
ジョンソン氏はまた、イスラエル、ウクライナ、米国の国境警備に対する1060億ドルの支援を求める民主党のジョー・バイデン大統領の要請に応じる必要がある。共和党はイスラエルと米国国境への援助を広く支持しているが、ウクライナへのさらなる支援については意見が分かれている。
フイ・ホアン(AFP、CNAによる)
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