2月に開催されたミュンヘン安全保障会議において、欧州の政治・外交政策のエリートたちは、J・D・ヴァンス上院議員から直接、ウクライナへの軍事援助に反対し、欧州はウクライナ防衛において米国への依存を減らす必要があると警告する話を聞いた。
ヴァンス氏が共和党副大統領候補に選出されたことで、米国がウクライナへの援助を停止、あるいは制限するのではないかという懸念が欧州全土に広がっている。
JD・ヴァンス氏は、2022年9月17日、オハイオ州ヤングスタウンでドナルド・トランプ前米大統領主催の集会で演説した。写真:ロイター
ドイツ緑の党の共同代表リカルダ・ラング氏は「彼が副大統領候補に選ばれたことは欧州にとって憂慮すべきことだ」と述べた。
この選択に対して欧州では、トランプ氏がホワイトハウスに戻れば、キエフへの米国の支援を放棄あるいは制限する一方で、ロシアとの現在の紛争を終わらせるためにウクライナに和平交渉に入るよう圧力をかけるのではないかという懸念が生じている。
ミュンヘン会議で、ヴァンス氏はプーチン大統領が欧州にとって実存的な脅威ではないと述べ、米国と欧州はウクライナがロシアに勝利するのに十分な武器を提供できないと付け加えた。むしろ、彼はアジアと中東における戦略にもっと関心があると述べた。
2022年にポッドキャストで語ったヴァンス氏は、「ウクライナで何が起きようと、私はあまり気にしていない」と述べた。ミュンヘンでは、彼は「交渉による和平」を主張し、ロシアには交渉のテーブルに着く意欲があると考えていると述べた。
この見解は、西側諸国は軍事援助を通じてウクライナへの支援を強化すべきだと考える大半の欧州指導者の見解とは全く対照的だ。
ヴァンス氏は4月、ウクライナに対する米国の資金援助法案にも反対票を投じた。彼は、キエフとワシントンは国境を1991年の状態に戻すという目標を断念しなければならないと主張した。
ゴック・アイン氏(ロイター通信による)
[広告2]
出典: https://www.congluan.vn/chau-au-lo-so-khi-ong-donald-trump-chon-pho-tuong-moi-post303780.html
コメント (0)