35カ国で構成する国際原子力機関(IAEA)の理事会は、イランに対し国連の核監視機関との協力を強化するよう要求する決議を採択した。
オーストリア・ウィーンにあるIAEA本部。 (出典:ロイター) |
ロイター通信は、この決議案は賛成19票、棄権12票、中国、ロシア、ブルキナファソからの反対3票を獲得し、1カ国は投票しなかったと報じた。
外交筋によると、IAEA理事会は11月21日に決議を採択し、国連監視機関に対し、来年春までにイランに関する「包括的な」報告書を発表するよう求めた。
過去5カ月間でIAEAが同様の措置を取ったのは今回が2度目となる。
情報筋によると、英国、フランス、ドイツを含む欧州諸国(E3グループ)は米国の支持を得てこの決議案を提案し、イランに対し核活動への新たな制限に関する交渉に入るよう圧力をかけることを目指している。
この動きは、ドナルド・トランプ次期米大統領が2025年1月の就任後に交渉のテーブルに復帰するかどうか疑問視される中で起きた。また、イランも自国に対する決議に反対する傾向がある。
これに先立ち、11月20日、イランとIAEAは、二国間議題における相違点やその他の問題を解決するために対話と交流を継続する決意を再確認していた。
イラン外務省の声明によると、同日行われたイランのセイエド・アッバース・アラグチ外相とIAEAのラファエル・グロッシ事務局長との電話会談で、双方は対立や非建設的なアプローチを控える必要性を強調した。
アラグチ外相はまた、西側諸国がテヘランに対して上記の決議を提案した場合、イランは「適切に」反応するだろうと明言すべきである。
現在、IAEAがイランの警告を無視する決議を可決したことを受けて、テヘランは対抗措置として一連の「新型かつ先進的な様々なタイプの遠心分離機」を投入すると発表した。
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出典: https://baoquocte.vn/bi-iaea-ra-nghi-quyet-sua-lung-iran-lay-hat-nhan-ra-doa-294721.html
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