中国はG20首脳共同声明の最終案に同意すると予想されるが、米国はより慎重な姿勢を示している。
2023年のサミットでは、G20はAUの加盟を認める可能性がある。 (出典:ロイター) |
9月7日、ブルームバーグ(米国)は関係筋の話として、主要20カ国・先進国および新興国経済国(G20)がアフリカ連合(AU)に常任理事国としての地位を与えることに合意したと報じた。同紙によると、G20は今度のサミットでこの決定を発表する予定だという。
上記のシナリオが実現すれば、55カ国からなるAUは欧州連合(EU)と同等の地位を得ることになる。 G20には現在19の加盟国とEUが参加している。
また、今週末ニューデリーで開催されたG20サミットには、バングラデシュ、シンガポール、スペイン、ナイジェリアなど非加盟国9カ国のほか、国連、世界保健機関(WHO)、世界銀行(WB)、国際通貨基金(IMF)などの国際機関も招待された。
関連ニュースとして、この会合で共同声明が採択される可能性についての質問に答えて、米国国家安全保障会議(NSC)の戦略コミュニケーション担当コーディネーターのジョン・カービー氏は、G20諸国間で合意を見出すことは「20個の時計を同時に鳴らすようなもの」だと述べ、その可能性は非常に低いが、米国は引き続き希望を抱いていると語った。
G20サミットの主な目的について、カービー氏は次のように述べた。「G20に参加する我々の主な目的の一つは、IMFや世界銀行のような多国間開発銀行の再構築と規模の拡大を支援することです。
こうした機関は、開発途上国において透明性と質の高い投資を動員するための最も効果的な手段の一つであることを私たちは知っています。だからこそ、米国はこれらの機関が将来の課題に対応できるよう、現在進行中の大規模な取り組みを支持してきたのです。」
これに先立ち、ブルームバーグは9月6日、フランス政府高官の発言を引用し、中国はG20サミットの声明案に同意したと報じていた。
同紙によれば、現在ウクライナに関する声明を含むG20共同声明を支持していないのはロシアとインドのみだという。ブルームバーグ氏は、会議の最終声明にどのような利益相反条項が含まれていたかは明らかにしなかった。
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