ガーディアン通信社によると、このプログラムは、飲酒運転に対する耐性や能力にかつては自信があったドライバーに考え直させ、交通安全の意識を高めることを目的とした福岡市警察のキャンペーンの一環だという。
この啓発プログラムは、2006年に起きた衝撃的な事故を記念するものでもある。この事故では、地元の役人が飲酒運転で子供3人を乗せた車に衝突し、3人全員が死亡した。
今回の実験には毎日新聞の記者2人も参加した。その中でハ・ヘリム記者は飲酒運転をした。もう一人の久保田正次郎さんは、酒を飲んでおらず、同僚を観察するために助手席に座っていた。
まず、意識がまだあったハ・ヘリム記者は、急勾配、S字カーブ、狭いカーブが連続する3つの区間を運転するよう指示された。その後、約1時間かけて、ビール350ミリリットル缶1本と、梅酒と焼酎の水割りを1杯ずつ飲んだ。
ハさんの呼気検査の結果、彼女の呼気中のアルコール濃度は1リットルあたり0.30mgで、日本の規制基準である0.15mgの2倍だった。
手は冷たく、心拍数は高く、顔は赤くなっていたが、ハ記者はまだ運転できると信じていた。 17年前に事故を起こした運転手が警察に語った言葉だ。
しかし、実際のテスト結果はハさんの自信が間違っていたことを証明した。
同乗していた同僚によると、ハさんは直線道路を走行中に不必要にスピードを上げたり下げたりを繰り返し、カーブではさらに速いスピードで進入し、時には反対車線に割り込むこともあったという。
「飲酒は知覚、判断、車両制御など運転に必要な能力を低下させるが、運転者は安全運転をしていると信じ込んでいる。それが飲酒運転の危険性だ」と久保田記者は語った。
警察庁によると、飲酒運転をしても事故を起こさないドライバーの多くは、自分の運転技術が安定していると思い込み、同じ危険な行為を繰り返し続けるという。
ガーディアン紙は、日本の警察のデータを引き合いに出し、飲酒運転時の致命的な交通事故の確率は、飲酒していない時の事故の確率の7倍高いことを明らかにした。
ミンホア(ジャオ・トン、タン・ニエン記者による報告)
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