12月17日と18日に北朝鮮が2回連続でミサイルを発射する前に、韓国の尹錫悦大統領は事件の影響について警告した。
北朝鮮の金正恩委員長(左)とその娘が12月18日、大陸間弾道ミサイル「火星砲18号」の発射を視察している。 (出典:朝鮮中央通信) |
北朝鮮は12月17日夜と18日早朝、同国で最も強力な固体燃料大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む2発のミサイルを発射した。朝鮮中央通信(KCNA)によれば、このICBMは米国に到達できる能力があるという。
北朝鮮の金正恩委員長は12月18日、ICBMの発射実験を自ら監督した。
北朝鮮が固体燃料ICBMの発射実験を行うのは、今年4月と7月の発射に続き、今回が3回目となる。アナリストらは、これは北朝鮮のミサイル技術向上に向けた継続的な取り組みを示すものだと指摘している。
朝鮮中央通信は「火星18号大陸間弾道ミサイル発射訓練は、敵に対する戦略核戦力の圧倒的な反撃意志と比類のない威力を明確に示す重要な軍事行動として行われた」と伝えた。
この実験により、北朝鮮の兵器庫で最大のミサイルである火星18型ミサイルは1,000キロ以上飛行し、「ICBM部隊の戦闘能力」を実証した。
金正恩委員長によれば、この発射は「敵対勢力に明確なシグナルを送った」ものであり、「この北東アジアの国の戦略核兵器戦力の開発において、いくつかの重要な新たな課題を設定した」という。
「この訓練の成功は、朝鮮民主主義人民共和国軍が保有する強力な攻撃兵器と絶対的な核戦争抑止力の実際の状態と信頼性を実際に実証したものだ」と朝鮮中央通信は金正恩委員長の発言を引用した。
聯合ニュースは、北朝鮮による一連のミサイル発射を前に、12月19日、韓国の尹錫悦大統領が「北朝鮮は自らの行動がより大きな痛みをもたらすだけだと気づくだろう」と述べたと報じた。
一方、韓国、米国、日本は同日、国民の安全確保と関連能力強化のため、北朝鮮のミサイル警報データをリアルタイムで共有するシステムを立ち上げた。これは、平壌に対処するための三国間協力メカニズムを強化するための最新の取り組みである。
韓国の辛元植国防相は、データにはミサイルの発射地点、飛行経路、予想着弾地点などが含まれると述べた。
3か国はまた、11月の三国間会合で国防相らが合意した通り、複数年にわたる軍事演習の計画を共同で策定した。
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