自力で億万長者になった梁さんは、四川大学に合格して「知識人」になるという夢を叶えることを願い、過去40年間にわたり、中国で難関として悪名高い毎年恒例の大学入学試験「高考」を何十回も受験してきた。
自力で億万長者になった梁石さんは、過去40年間に中国の大学入試を何十回も受けてきた。写真:AFP
多くの人から見ると、梁さんは成功者だと考えられている。工場での一般職から出世し、建築資材ビジネスを立ち上げ、キャリアを通じて数百万元を稼いだが、大学進学の夢は今のところかなっていない。
大学進学の過程で、彼は1日12時間勉強し、酒を断ち麻雀をし、自分のイメージを磨いて仕事を宣伝するためだけに大学受験をしたという意見も含め、ソーシャルメディアや世論での多くの嘲笑に耐えた。
数カ月間「修行僧」のような生活をしていたにもかかわらず、梁さんは今年、省の大学入学基準点に34点及ばなかった。 「結果を受け取る前は、トップクラスの大学に入学するには十分な点数が取れないだろうと思っていましたが、普通の学校に入学するには十分な点数が取れないとは思っていませんでした」と彼は語った。
金曜日の夕方、四川省中の何十万人もの高校生たちとともに、白髪になったこのビジネスマンは、慎重に自分の試験情報を入力し、不安を抱えながら結果がどうなるかを待っていた。
この事件をライブ配信していた地元メディアの記者数人も、奇跡は起こらなかったと悟り、梁さんと同様に後悔と失望を表明した。
「今年も同じ結果だ。残念だ」と彼は言った。これまで、試験に失敗するたびに、梁さんは決意を示し、来年も試験を受けることを誓った。しかし今、数十年ぶりに、彼は自分の困難な野望が何かの成果につながるのだろうかと自問した。
「本当に希望が持てないなら、再受験しても意味がない。毎日本当に一生懸命勉強してきた。来年の高考に向けて勉強を続けるかどうかは分からない」と彼は悲しそうに語った。
それでも、梁さんにとって、高考の準備のない人生は空虚なものだった。 「難しい決断になるだろう。諦めたくない」と彼は考え込んだ。 「もし高考をやめたら、これから一生飲むお茶はすべて後悔の味になるでしょう。」
ホアン・アイン(AFP、CNAによる)
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