聯合ニュースによると、警察庁の尹熙根(ユン・ヒグン)長官は「国民の不安が解消されるまで、国民のために凶悪犯罪と闘う特別警察行動を宣言する」と述べた。
韓国の警察は銃の所持は認められているものの、その使用は一般的に非常に制限されており、ナイフを持った犯罪者に対しては「銃器などの合法的な武器の使用をためらわない」と保安官は述べた。
この強化された対策は、わずか2日間で2度目の刃物による襲撃事件が発生した後に発表されたもので、韓国国民の間に大きな懸念を引き起こした。
今日、大田市内の高校で若い男が教師を刺した。警察によると、容疑者は20代で、教師が教室から出るのを待って被害者を刺したという。その後、彼は現場から逃走し、逮捕された。
前日には、ソウル城南市のショッピングモールで、20代の若い男性が車で通行人に突っ込み、その後車から降りて数人を刺した。この事件で14人が負傷し、うち2人が重体となっている。
また先月、ソウルでは刃物による襲撃があり、1人が死亡、3人が負傷した。
聯合ニュースによると、木曜日の刃物による襲撃事件の容疑者は精神疾患を抱えるチェという姓の22歳の男性だという。捜査官らによると、彼は社会不安障害のため高校を中退し、後に統合失調症人格障害と診断されたという。
男は最初の尋問では支離滅裂な発言をし、「一団の人間が彼を追いかけてきて、殺そうとしていた」と主張した。
韓国の尹錫烈大統領はこの事件を罪のない国民に対するテロ行為と呼び、警察に対し国民の懸念を和らげるためにあらゆる手段を動員するよう命じた。
ソーシャルメディア上では、模倣攻撃の脅迫が複数出回っている。 「家族や友人には家にいるように伝えた」とソウル在住の31歳の男性は語った。 「このような脅迫文を投稿した人々が追跡され、厳しく処罰されることを望む」
また、韓国法務省は金曜日、このような凶悪犯罪への対応として、刑法に「許し難い終身刑」を導入する案を検討していると述べた。
公式統計によると、韓国は一般的に非常に安全な国であり、2021年の殺人率は10万人あたり1.3人である。対照的に、世界保健機関によると、世界平均では10万人あたり6人の殺人による死亡者数となっている。
ホアン・アン(聯合ニュース、AP通信、CNA通信)
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