シリアのファイサル・メクダド外相（右）とイランのホセイン・アミール・アブドッラーヒアン外相が2月11日にダマスカスで共同記者会見に臨む。
新華社によると、シリア外相は同国外務省本部で、訪問中のイラン外相ホセイン・アミール・アブドッラーヒアン氏との共同記者会見でこの発言をした。
「シリアはイスラエルの占領に対する戦争を経験しており、さらなる戦争の用意はあるが、いつ戦争を始めるか、どのように戦うかはシリアが決める」とメクダド外相は強調した。
外交官は、シリア政府の現在の最優先事項の一つは、1967年にイスラエルとアラブ諸国連合軍との間で六日間戦争が始まったゴラン高原におけるイスラエルの支配を終わらせることだと述べた。
メクダド外相によると、もう一つの優先事項は、米軍が駐留しているシリア東部とシリア北部の領土をトルコ軍の勢力から解放することだ。
一方、アミール・アブドッラーヒアン外相は、イランはシリアの上記領土における外国人の違法な存在を非難すると述べた。
アミール・アブドッラーヒアン氏は、イスラエルがシリア国内のイラン拠点に対して繰り返し攻撃を仕掛けたことを受けてイランが軍事顧問団を撤退させる意向を示しているとの最近の情報があるにもかかわらず、イランの軍事顧問団は引き続きシリアへの支援を続けると断言した。
イラン外相はまた、イランのエブラヒム・ライシ大統領がシリアのバッシャール・アル・アサド大統領に対し、近い将来にテヘランを訪問するよう招待したことを伝えた。
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