中国の国家主席は、現在の傾向は「真に多極化した世界に向かっている」と述べ、「一帯一路」構想の推進を呼び掛けた。
「我々は今、一世紀に例を見ない変化を経験している。世界の多極化と経済のグローバル化に向かう歴史的潮流は抗しがたいものだ」と、習近平国家主席は5月24日、モスクワで行われた第2回ユーラシア経済フォーラムの開会式にゲストとして出席し、ビデオメッセージで述べた。
今年のフォーラムのテーマは「多極化した世界におけるアジアと欧州の統合」であり、タップ氏は、国際社会は真の多国間主義を堅持し、地域間の開発協力を推進することに一致していると述べた。
彼は「一帯一路」構想の目的を「各国が共通の発展を達成するための新たな道を模索し、全世界に利益をもたらす幸福の道を切り開くこと」だと称賛した。
習主席は、中国は一帯一路構想とユーラシア経済連合の連携が深まり、「各国が協力して団結し、アジアと欧州の協力の新たな展望を切り開くことに貢献する」ことを期待していると述べた。
5月19日、陝西省西安で開かれた中国・中央アジア首脳会議に出席する習近平国家主席。写真:AFP
ユーラシア経済フォーラムは、ロシア主導のユーラシア経済連合(EAEU)が主催する。EAEUは2014年にアルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタンの4カ国とともに設立された。 5か国すべてが、中国の野心的な経済発展・インフラ整備計画である「一帯一路」構想に署名した。
習主席の発言は、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相の北京訪問後に出されたもので、両国は貿易と農業に関する一連の新たな協定に署名した。ミシュスチン氏は、ロシアと中国の二国間貿易が2023年までに2000億ドルに達すると予想し、二国間関係が「前例のない高さ」にあると称賛した。
習主席は先週、中国・中央アジア首脳会議に、EAEU加盟国のカザフスタンとキルギスタンの首脳や、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンなどの旧ソ連諸国の首脳らを招いた。
2日間の会議で習主席は中央アジア諸国への260億元(約40億ドル)の援助を約束し、同地域とのエネルギーと安全保障の連携強化を求めた。
中国は今年、第3回一帯一路国際協力フォーラムを主催する予定だ。
タイン・タム( SCMPによる)
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