日本とフランスの外相は、両国軍の合同訓練を通じて防衛協力を強化することで合意した。
日本とフランスは中国の挑戦に対応するため共同軍事演習を強化した。 (出典:共同通信) |
6月22日、林芳正外務大臣とフランスのカトリーヌ・コロンナ外相は、自衛隊とフランス軍の合同訓練を含む共同の取り組みを再確認した。
ロシア・ウクライナ問題については、林氏とコロンナ氏は、東京とパリがモスクワに対する厳しい制裁を維持すると断言した。
両者はまた、経済安全保障問題に対処するための作業部会を設立することにも合意した。
しかし、双方はアジアの安全保障上の脅威に対処するため東京に北大西洋条約機構(NATO)事務所を設立するという提案については言及しなかった。
フランスは東京にNATO事務所を開設する計画に反対している国とも言われている。
具体的には、6月初旬、エマニュエル・マクロン大統領は、NATOと中国の間に緊張が生じる可能性があるとの懸念から、アジアにおけるNATO初の事務所設立に反対した。
さらに、4月のインタビューで、NATOの活動範囲を北大西洋以外に拡大しないよう警告する一方で、欧州は米国や中国に追随すべきではないと発言し、物議を醸した。
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