調査対象となった欧州人の40%以上が中国を「必要なパートナー」とみなし、35%がこのアジアの大国を自国の「ライバル」とみなした。
統計によると、回答者の大多数は、米国と中国が台湾海峡で対立した場合、欧州は中立を保つべきだと考えている。 (出典:ECFR) |
欧州外交評議会(ECFR)は最近、国際問題に対する欧州人の態度を調査した新しい報告書を発表した。
ECFRの報告書は、11カ国16,168人を対象にした世論調査に基づいており、欧州人のほぼ4分の3(74%)が、欧州大陸は米国への軍事的依存を減らし、自国の防衛力に投資すべきだと考えていることがわかった。
注目すべきことに、報告書によれば、欧州人の43%が中国を「必要なパートナー」とみなし、35%が北京を自国の「ライバル」とみなしている。同時に、調査対象者の大多数は、台湾をめぐる米国と中国のいかなる紛争においても、欧州は中立を保つだろうと答えた。これは彼らがフランス大統領の中国に対する姿勢に同意する傾向があることを示している。
これに先立ち、エマニュエル・マクロン大統領は4月にポリティコ(米国)とのインタビューで、欧州が直面している「大きなリスク」は台湾問題を含む「自らのものではない危機に巻き込まれること」であり、欧州が「戦略的自立を築く」ことを妨げていると述べ、欧州は「米国の追随者」になることに反対すべきだと付け加えた。
しかし、ECFRの報告書によると、北京がロシアに武器や弾薬を供給することを決定した場合、自国の経済に深刻な損害が生じたとしても、より多くの欧州人(41%対33%)が中国を処罰する用意があるとのことだ。回答者はまた、中国が橋や港など欧州の主要インフラを所有すること(65%)、ハイテク企業を所有すること(52%)、自国で新聞社を所有すること(58%)の見通しにも反対した。
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