ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は5月30日、NATOのコソボ平和維持部隊(KFOR)が同地域で暴力と緊張の源になっていると述べたとタス通信が伝えた。
「ズヴェチャン、ズビン・ポトク、レポサヴィッチの町での危機的状況は、冷静な妥協によって解決できたかもしれないが、コソボのNATOの「平和維持軍」にとっては難しい問題だ。彼らはプロ意識の欠如を示しただけでなく、 「不必要な暴力の源となり、エスカレーション要因にもなった」とザハロワ氏は声明で述べた。
これに先立ち、イタリア国防省は、5月29日にコソボでセルビア人との衝突により少なくとも30人のNATO軍兵士が負傷したと発表した。 CNNはイタリア国防省の発表を引用し、抗議者が釘や花火、石を詰めた火炎瓶を投げつけ、KFORのイタリア兵士14人が負傷したと報じた。負傷したKFOR隊員の中にはハンガリー兵とモルドバ兵も含まれていた。
AFP通信によると、衝突を受けてNATOは本日、コソボに追加部隊を派遣すると発表した。 「コソボへのNATO軍の追加派遣は、KFORが国連安全保障理事会の任務に従って安全を維持するために必要な能力を確保するための賢明な措置である」と、コソボの連合軍統合軍司令官スチュアート・B・マンシュ提督は述べた。イタリアのナポリは語った。
「私は、騒乱を止め、人命を救うために介入したKFORの迅速で抑制された専門的な行動を称賛したい。暴力は終結し、すべての当事者は破壊的な行動をやめなければならない。」 「コソボのすべてのコミュニティの平和を破壊している」と、マンシュ氏は強調した。
衝突は5月29日、KFOR兵士らが3つの町にある3つの市庁舎の周囲に防護柵を設置している最中に発生した。ロイター通信によると、障壁建設の動きは、セルビア人がボイコットした選挙後にコソボのセルビア人が多数を占めるいくつかの地域でアルバニア人の市長が就任したことに抗議するセルビア人の行動を阻止することが目的だった。
ズベジャン、ズビン・ポトク、レポサビッチなどコソボ北部の4つの自治体に住むセルビア人約5万人は、自治権拡大の要求が満たされなかったことに抗議し、4月23日の投票を棄権した。
セルビア人はコソボ当局に対し、アルバニア系市長を市役所から解任し、セルビアが資金援助する地方自治体に職務の再開を認めるよう要求している。
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