ロシア国防省は、同国軍がロストフ州でウクライナ製の改造されたS-200長距離防空ミサイル2発を迎撃したと発表した。
ウクライナのS-200ミサイルによる攻撃後の、ロストフ州(ロシア)タガンログ市の爆発現場。写真: RIAノーボスチ通信 |
ロシア国防省は7月28日、「ウクライナ当局は、地上目標攻撃用に改造されたS-200防空ミサイルを使用し、ロストフ州タガンログ近郊の民間インフラに対してテロ攻撃を実施した」と発表した。
ロシアの防空部隊がミサイルを探知して迎撃し、破片は港湾都市タガンログに落下した。ロシア国防省は「ウクライナのテロ行為の結果、多数の建物が損傷した。民間人の犠牲者も出た」と述べた。
ロストフ州知事のワシリー・ゴルベフ氏は、タガンログ市中心部で起きた爆発の破片により15人が軽傷を負ったと述べた。 「死者はいなかった。救急車が犠牲者の一部を運び出した」とゴルベフ氏は述べた。 「9人が入院しており、1人は手術を受けなければなりません。」
ゴルベフ知事によれば、爆発の震源地はタガンログ美術館で、建物の壁や屋根が破壊されたという。近くの3階建てアパートの窓ガラスが破損した。
ロシア国防省はその後、ウクライナが「改良型S-200防空ミサイルを使用して再びテロ攻撃を実施した」と発表し、ミサイルはロストフ州アゾフ市近郊で迎撃された。 2発目のS-200ミサイルの残骸は無人地域に落下した。
ウクライナはこの攻撃についてコメントしていない。ウクライナ当局は国境外での軍事作戦についてはほとんど沈黙を守っている。
ロシアとウクライナの間で紛争が勃発した2022年2月下旬以降、ロシア西部の州は頻繁に砲撃やドローンによる攻撃を受けているが、ミサイル攻撃はまれである。
タガンログ市はアゾフ海沿岸に位置し、ドネツク州から約40km離れています。タガンログは、ロシア軍が約3か月に及ぶ攻勢の末、2022年5月に制圧したドネツク州の港湾都市マリウポリへの道沿いにある。
RTによると、ワグナー蜂起後のロシア情勢、ウクライナ和平の見通し、黒海穀物協定の行方、BRICSの拡大を阻止するための西側諸国の取り組みなどが、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相が現地時間6月30日の記者会見で言及した話題となった。
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