イラン政府は、ロシア製のSu-35S多用途戦闘機、Mi-28攻撃ヘリコプター、練習機を購入する契約が完了したと発表した。
「イランの戦闘部隊にSu-35S戦闘機、Mi-28攻撃ヘリコプター、Yak-130ジェット練習機を装備する計画は完了した」とイランのメフディ・ファラヒ国防副大臣は11月28日に述べたが、ロシアに注文した航空機の数は明らかにしなかった。
イランは現在、米国、ソ連、中国が製造した様々なタイプの戦闘機を180機以上運用しており、その中で最も強力なのは1979年以前にワシントンから納入された数十機のF-14A重戦闘機である。しかし、F-14A自体のスペアパーツや武器を多数製造できたにもかかわらず、スペアパーツの供給が限られているため、イラン政府は戦力を補充する方法を見つけざるを得なかった。
イラン空軍のハミド・ヴァヘディ司令官は昨年末、同国がロシア製のSu-35S戦闘機の購入を検討していると発表した。
ロシアがエジプト向けに製造したSu-35S戦闘機が2021年に試験飛行を行った。写真:ロシアン・プレーンズ
テヘランは9月初旬、Su-35Sなどの最新戦闘機のパイロット訓練に特に使用されるタイプの航空機であるYak-130航空機シリーズを受け取り、国の中心部にあるシャヒド・ババエイ基地に配備したと発表した。イランの防衛当局は後に、この航空機の引き渡しはロシアとの軍事協定の一環であると述べた。
ロシアとイランは2001年に軍事協力を開始したが、国連安全保障理事会がイランへの核兵器運搬システム関連技術の輸出禁止、イランの武器輸出禁止、および多くの種類の通常兵器のイランへの販売禁止を定める決議を可決したため、2016年3月に協力は停止した。
安全保障理事会は2020年8月、イランへの武器販売禁止を延長するという米国の提案を拒否した。これにより、禁輸措置の期限切れ後もロシアはイランに最新兵器を供給することが可能になる。ジョー・バイデン米大統領の政権は、ロシアとイランが「包括的な防衛関係」を構築していると述べた。
米国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は5月、ロシアとイランが防衛協力を「前例のないレベル」に拡大していると述べ、これは「ウクライナ、中東地域、そして国際社会にとって有害だ」と語った。
ヴー・アン(タスニム、ロイター通信による)
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