目撃者らによると、現地時間午前6時に停戦が失効した後、ナイル川合流点付近の首都ハルツーム、バハリとともに隣接する3都市のうちの1つであるオムドゥルマン北部で戦闘が再開されたという。
準軍事組織の緊急支援部隊とスーダン軍の衝突で建物の上に煙が上がっている。写真:ロイター
住民らは、首都東郊のシャルク・エル・ニル地区とオムドゥルマンとバハリを結ぶ橋の周辺で銃撃があったと報告した。ハルツームでも爆発と衝突が報告された。
国際社会が支持する民政移管計画をめぐる緊張が高まる中、4月15日にスーダン軍と準軍事組織の緊急支援部隊(RSF)の間で戦闘が勃発した。
この紛争により190万人以上が避難を余儀なくされ、深刻な人道危機が拡大の恐れがある。戦闘は首都ハルツームに集中しており、その多くが略奪や衝突の戦場となっている。
2000年代初頭に紛争がピークを迎えたダルフール西部地域を含む他の地域でも騒乱が再燃している。
住民や活動家らは、チャドとの国境に近いエルジェネイナでここ数日、状況がさらに悪化しており、RSFとつながりのあるアラブ系遊牧民による新たな一連の攻撃が発生していると報告している。市内は数週間にわたり電話網からほぼ遮断された。
被害を受けたもう一つの都市は、北コルドファン州の州都でダルフールへの主要ルート上にあるエル・オベイドである。住民らは、紛争により食糧や医薬品の供給が断たれ、事実上包囲されていると訴えている。
広大なコルドファン地方は重要な農業地域であり、家畜、油糧種子、アラビアゴムの産地です。 「状況は非常に厳しい。ある場所から別の場所へ移動するのも危険になっている」と北コルドファン州の住民モハメド・サルマンさんは語った。
RSFは略奪と闘っていると述べ、ダルフールでの暴力行為に対する責任を否定している。約40万人が近隣諸国へ避難し、そのうち約半数が北のエジプトへ向かった。
マイ・ヴァン(ロイター通信による)
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