2月13日にドバイで開催された世界政府会議でビデオを通じて講演したイーロン・マスク氏は、 「Grok 3は恐ろしく賢いと思うことがある」と語った。

イベント中、彼はOpenAIのCEOサム・アルトマン氏との対立、米国政府機関の一部を「完全に消滅させる」計画、AIの将来についての予測など、さまざまな話題について語った。

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Chatbot Grok 3 は、Elon Musk の xAI によって今後 1 ~ 2 週間以内にリリースされる予定です。写真: ブルームバーグ

この億万長者によれば、xAI の今後のモデルは合成データでトレーニングされており、データを「掘り下げる」ことで間違いを反省し、論理的な一貫性を実現できるという。

マスク氏は、同社はGrok 3の最終仕上げ段階にあり、今後1、2週間以内にチャットボットをリリースする可能性があると述べた。彼はモデルの発売を急ぐつもりはなかった。

世界一の富豪である彼は、2015年にアルトマン氏と他の起業家数名と共同設立したOpenAI社も攻撃した。彼によると、OpenAI社はオープンソース、非営利と同義だが、現在はAIからの利益を最大化するために活動しているという。

彼は最近、OpenAIを管理する非営利団体を974億ドルで買収することを提案したが、アルトマン氏は拒否した。

ブルームバーグによると、マスク氏は「TECH SUPPORT」とプリントされた黒いTシャツを着て、エレガントなスーツを着た政府やテクノロジーのリーダーたちの前にイベントのスクリーンに登場した。マスク氏は、現在の自身の主な仕事はホワイトハウスの技術サポートだと冗談を言った。

マスク氏は政府効率化局(DOGE)の責任者で、政府機関で使用されている技術を近代化し、コスト削減が必要な分野を特定する取り組みを監督している。

彼は数十億ドル相当のプログラムや契約をキャンセルし、連邦政府職員の自主的な一時帰休制度を推進している。

テスラのCEOは、アメリカは支出を減らしてより多くの成果を達成する必要があると語る。彼は米国政府での仕事を、より大規模な事業の立て直しに似ていると例える。

(ブルームバーグによると)