6月にインドに到着したロシア産原油価格は、昨年初めのウクライナ戦争勃発以来最低水準に下落した。
インド商工省の最新データによると、6月にロシアから輸入された石油の1バレルあたりの平均価格は輸送費を含めて68.17ドルだった。この価格は5月の70.1ドル、昨年の同時期の100ドルより下がった。
これは2022年初頭以来の最低水準でもある。西側諸国が現在ロシア産原油に適用している上限価格は1バレルあたり60ドル(輸送費を除く)である。
戦後、ロシアの石油は西側諸国から敬遠され、インドと中国が世界有数のロシア産石油消費国となった。データ会社Kplerによると、インドの石油輸入量は過去2カ月で減少した。ロシアが輸出削減の公約を実行するにつれ、この数字はさらに低下すると予想される。
しかし、Kplerは、インドのロシアからの石油輸入は10月から再び増加すると予測している。インドは通常、販売者が輸送費、保険、その他の諸費用を負担する契約ベースでロシア産石油を購入している。
インド政府のデータによると、6月のイラクからの原油輸入価格は1バレル67.1ドルだった。サウジアラビア産原油は81.7ドルと上昇した。インドは現在、消費する石油の88%を輸入しなければならない。
先週、インドの石油大臣ハルディープ・シン・プリ氏は、ロシア産原油は現在、昨年ほど割安ではないと述べた。インドはまた、商品の調達先を27カ国から39カ国に分散させた。
ロシアとサウジアラビアがともに原油価格を押し上げるために供給削減を発表したため、世界の原油価格はここ数週間上昇している。サウジアラビアは9月に引き続き日量100万バレルの原油生産を削減し、ロシアはさらに日量30万バレルの原油輸出を削減する予定だ。
ハ・トゥ(ブルームバーグによると)
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